病院の情シスで働く医療情報技師の奮闘記

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SEから見た病院の「新しい生活様式(ニューノーマル)」

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こんにちは。当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

 

新型コロナウイルスパンデミックはピークを過ぎたかのように見え、少しずつ社会は平常を取り戻しつつあります。後ろめたい気持ちをせずに買い物や外食などができるようになってきた一方、カラオケや接待を伴う飲食店は経営難に陥り、店を閉めるところが目立ってきました。さらに舞台やライブなど集会を伴うイベントの制限は依然として続いており、「一時的だと思っていた現状がこの先もずっと続くのではないか」という空気になってきています。

 

病院ですら一度離れた患者がなかなか戻ってこず、収益が悪化しています。9月18日付の北海道医療新聞の記事によると、7月の診療について病院にアンケート調査をしたところ『「経営が厳しい」「支援がなければ継続困難」というところが4分の3を占めた』とあります。

 

GoToトラベルキャンペーンの効果もあり、2020年のシルバーウィークは各地で人手が増えたそうですが、それでも以前と比べればまだまだです。もはや、政府の提唱する「新しい生活様式ニューノーマル)」への対応を本格的に考えなくてはいけない時期に来ていると思います。

 

そこで本記事では、院内SEとして病院にとってのニューノーマルはどんな世界なのかを考えてみます。

 

在宅勤務・オンライン診療

在宅勤務に関しては、現場仕事の病院では不可能に近いと言えます。総務や経理など事務部門を除いてはほとんどが現場に出向かなくてはなりませんので、在宅勤務は現実的ではありません。

総務や経理にしても、当院のように小さい病院では何かと現場に呼ばれることも多いため、ごく一部の職員にだけ在宅勤務にするのは設備投資の面で考えても現実的とは思えませんので、実現はしにくいでしょう。

 

しかしながら、インターネット越しに患者を診るオンライン診療は普及していくかもしれません。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、厚労省は従来初診には認められなかったオンライン診療を時限措置として認め、2020年9月23日時点ではまだ解除されていません(初診が認められている)。

 

オンライン診療の時限措置については、厚労省が3ヶ月毎に経過を検証することになっており、資料がホームページに公開されていますので定期的にチェックすることをオススメします。

 

最新の資料によれば、オンライン診療の初診については解除どころか算定のための留意事項がまとめられているので、当面継続されるものと見られます。

 

www.mhlw.go.jp

 

なお情報通信機器を用いたオンライン診療を始めるにあたっては、予約~会計までをサポートする支援システムを使うかどうか、電子カルテのネットワークと共存させるか切り離すか、インターネット回線速度は十分か、などをよく検討する必要があります。こちらの記事で取り上げましたので、併せてご覧ください。

 

whitefox21.hatenablog.com

 

 

オンライン面会

入院している患者のお見舞いは対面が当然でしたが、オンライン面会を導入した病院も多いのではないでしょうか。当院でも、長期に渡って面会できないことに「何とかしてほしい」との声が強く挙がったため、オンライン面会を導入しました。感染対策をしっかり取りながら相手の顔が見えるということで、患者や家族から大変好評いただいています

 

オンライン面会は今のところ「来院した家族と患者が情報通信機器を使って面会する」形を取っていますが、技術的には遠隔地からでも実現可能なわけです。遠くて来院できない、こまめに行きたいが時間がない、といった要望に対してオンライン面会が注目される可能性があります。設備や環境は整っているわけですから、強い要望があれば検討されていくかもしれません。

 

「オンライン面会を始めるにはどうしたらいいの?」という方は、こちらの記事でご紹介しましたのでご覧ください。

 

whitefox21.hatenablog.com

 

オンライン就職説明会

従来、イベント会場を貸し切って行うことが多かった学生向けの就職説明会は、いまオンラインが主流になっています。まさしく密集・密接・密閉の3密が整ってしまう場ですから、致し方ないことですね。

 

対面で学生にアピールできないため、学校からは「ビデオを作って送ってほしい」「YouTubeにアップしてほしい」という要望が来ているようです。とはいえ、急にビデオを用意せよと言われても、ビデオ編集の経験がない人には何から始めて良いのかわからないでしょう。

 

こうなると広告を扱う業者などに委託するわけですが、厳しい財政のなかで「そんな費用は捻出できない!」という病院も多いはず。

 

となると自分たちの手で作るしかありません。病院内SEの腕前発揮といったところですね。

病院内SEでない人にとっては「え、そんな仕事もやるの?」と驚かれていることでしょう。そうです、やることがあるんです(笑)。「パソコン詳しいからできるでしょ?」なんて平気で言われます。面倒くさそうですが、やってみると意外と楽しいものですよ。

 

自前で作るには、まずビデオ編集ソフトが必要です。有料ソフトなら簡単な操作でそれっぽいビデオが作れるのですが、まずは無料ソフトを使ってどこまで作れるのか試してみてはいかがでしょうか。

 

私は、Windows10の標準インストールされている「ビデオエディター」をオススメします。シンプルな操作性で、機能も多くないので慣れるまでそう時間はかからないはずです。使い方については下記サイトが詳しいので、紹介しておきます。

 

douga-tec.com

 

 

オンライン面接

対面が当たり前の面接も、最近ではオンラインの機会が増えてきました。中途採用であればその都度対面で行う方が多いでしょうが、学生の場合は学校と時期を決めてまとめて行うため、学校としても学生保護のためにオンラインを要望しているのだと思います。

 

となると、病院側もオンライン面接の設備を用意しなければなりません。個人的にはCisco WebexかZoomをオススメします。こちらの記事でこれらについて紹介していますので、併せてご覧ください。

 

whitefox21.hatenablog.com

 

古風な考え方をすると、雇われる側の学生が病院に赴くことなくオンラインで面接を済ませるのはなんとなく「軽い」印象を受けますが、コロナ禍にあってはそうも言っていられません。むしろ売り手市場の今の時代では、「オンラインにも対応していない遅れた病院」という悪印象を持たれ、学生の関心が薄らぎ雇用のチャンスを失う恐れがあります。腰が重くとも、ぜひ対応しておきたいところです。

 

オンライン学会

学会もオンライン化が進んできました。医療情報技師の学会もオンライン開催が多くなっており、私もその便利さに感心しているところです(笑)。なんといっても会場に行くことなく講演が聴けるのですから。出張がてら遊ぶという楽しみは失われますが、移動時間なく出席できるメリットは代え難い大きいものがあります。

 

私など北海道の田舎に住む者にとっては移動が毎度の障壁となっており、さらに学会は休日に行われることが多いため、休みを返上しながら交通費・宿泊費もかけて参加するのはハードルが高く、しょっちゅう行けるものではないのです(切実)。

 

休みの日に、開催時間直前に起きてパジャマ姿で講演を聴き、1日が終わったらそのままビールでも飲める・・・などという理由で支持するのは怒られるでしょうが、それくらい気軽に参加できるのは嬉しいもの。

とにかく移動時間・費用をかけずに勉強の機会を得られるのは大変貴重ですし、より多くの学会に出席できるようになるので医療情報技師の端くれとしては大歓迎なのです。

 

以上、病院内SEの視点から病院の「新しい生活様式ニューノーマル)」を考えてみました。

 

「うちの病院でもオンライン面会をやりたいから方法を考えてくれ」と指示されたときは、「コロナが流行している間しか使われないだろう」と高をくくっていたのですが、いざ始めて見ると予想以上に評判がよく、今では「もしかしたらこれがスタンダードになっていくのでは?」という気がしています。

 

対面では、オンラインでは得られない「人の温かみ」を感じられるので、今後なくなることはないでしょうが、これだけ世の中がIT化するなか病院ではなかなか進まなかったのも事実。ニューノーマルを機に、病院のIT化が加速する気がしてなりません。

 

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当ブログでは、病院に勤務するシステムエンジニアの私が、関係法令の改正やパソコンのトラブルシューティングなどをSE目線から紹介しています。面白そうだと思っていただけたら、ぜひブラウザにお気に入りの登録をお願いします!

 

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