こんにちは。当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
管理人の白狐(しろぎつね)です。
「求職者支援制度」を知っていますか?
月10万円の生活費をもらいながら無料で職業訓練を受けることができる、国の支援制度です。
お金がなくても、なんの資格を持っていなくても、ハローワークが無料の職業訓練を提供してくれるほか、条件を満たす人に生活費が支給され、就職の面倒まで見てくれるサービスです。
職業訓練の中には、医療系やIT系、デザイン系などさまざまなジャンルがありますが、中でも私がオススメするのが医療事務。なぜなら、就職先が見つかりやすいからです。
訓練中は生活費が支給されるため、定職に就けず生活に困っているなら使わない手はありません。国の補助金なので安心して使えるのも魅力です。
今回は、この求職者支援制度についてご紹介します。
医療事務を目指す方は、知らないと損ですよ!
目次
月10万円もらいながら求職活動できる
求職者支援制度とは、雇用保険を受けられない方や低収入の方が就職・転職するのを支援する、国のサービスです。職業訓練から就職先の斡旋までをハローワークが一括して面倒を見てくれるというもの。
▼詳しい内容は、厚生労働省の公式ページをご覧ください。
急に仕事を失った場合や、今の収入が低いから転職したい場合、なんの資格も技能もなければ、それなりに稼げる仕事に就くのは難しいですよね。資格を取りたくても手元に生活費がなければ、まずは仕事をしてお金を稼ぐことになります。
しかし、仕事をしながら資格を取ったり、ほかのスキルを身につけるのは大変なこと。
稼げる仕事に就きたいけど、とにかく生活費が必要だからとりあえず手に職を付ける。しかし忙しくて勉強できず、結局稼ぎが上がらないまま・・・という悪循環に陥りがち。
稼げる仕事に就くまで、だれか生活費を工面してくれたらね・・・
実は、その生活費を国が補助してくれる制度があるんです。
求職者支援制度では、下記の条件を満たした方に毎月10万円の生活費が支給されます。
- 本人収入が月8万円以下
- 世帯全体の収入が月25万円以下
- 世帯全体の金融資産が300万円以下
- 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
- 全ての訓練実施日に出席する(やむを得ない理由がある場合も、8割以上出席する)
- 世帯の中で同時にこの給付金を受給して訓練を受けている者がいない
- 過去3年以内に、偽りその他不正の行為により、特定の給付金の支給を受けていない
出典:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyushokusha_shien/index.html
私も転職先を決める前に会社を辞め、次の仕事が決まるまでハローワークに通い詰めた時期があったのですが、とにかく心配なのが生活費。
心もとない貯金はすぐに尽きることが分かっていたので、どんな仕事でもいいから一日でも何か仕事に就かなければ、と思っていました。
その時は幸いにも前職の経験が買われて次の仕事が決まったのですが、もしその経験がなかったら、とりあえず資格がなくても働ける仕事に就いていたと思います。
定職に就こうと思ったら、やはり何らかの資格や技能が必要とされます。それらを習得する機会を無料で提供してくれるのですから、使わない手はありません。
職業訓練のジャンルは割と広い
職業訓練と聞くと、パソコンの操作方法やフォークリフトの運転方法を思い浮かべる方も多いと思いますが、意外と幅広いジャンルが提供されています。
- 基礎 :ビジネスパソコン科、オフィスワーク科など
- IT :WEBアプリ開発科、Android/JAVAプログラマ育成科など
- 営業・販売・事務:OA経理事務科、営業販売科など
- 医療事務:医療・介護事務科、調剤事務科など
- 介護福祉:介護職員実務者研修科、保育スタッフ養成科など
- デザイン:広告・DTPクリエーター科、WEBデザイナー科など
- その他:3次元CAD活用科、ネイリスト養成科など
出典:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyushokusha_shien/index.html
Webアプリ開発やネイリスト養成などもあるんですね。
なかでも私がオススメするのは、医療事務。
なぜなら病院なら、どこにでも働き口があるからです。
就職先に困る、ということはまずないでしょう。滅多なことでは潰れないのも良いところです。
また、医療事務はその名の通り事務仕事なので、他業務に比べて始めやすい点があります。Webアプリ開発や広告の仕事は、スキルが必要なうえに向き・不向きがあるように思います。医療事務の仕事が未経験であっても、資格を取れば最低限の知識は身につきますし、働くうちに体が覚えるようになりますので、経験ゼロでも通用します。
医療事務には主婦やパートタイマーの方も多いですからね。
スキルがまったくなくても、職業訓練を通じて手に職をつけることができるはずです。
給付金がもらえなくても訓練は受けられる
月10万円の給付金をもらうには上記の条件がありますので、該当しない場合にはもらえません。しかし、それでも無料の職業訓練は受講することができます。
10万円の給付は受けられなくても、職業訓練はタダで受けられるんだね。
人によってはかなりお得な制度なので、使わない手はありません。
IT畑出身者の私は無資格で今の職場に就職したので、有料の医療事務講座を受講して資格を取りました。厚労省の給付制度を使って受講費の一部は戻ってきましたが、就職前だったらこの求職者支援制度を使っていたでしょう。
▼医療事務の資格の取り方を下記記事で紹介していますので、併せてご覧ください。
私のように民間の教育訓練を受けて資格や免許を取った場合には、条件を満たした場合に国から費用の一部が補助される「教育訓練給付制度」というものがあります。
へぇ~。いろんな国の補助金があるんだね。
補助金を受けながら資格を取れるわけですから、使わないと損ですよね。
出典:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html
厚生労働大臣の指定を受けた教育訓練でなければ給付は認められません。指定を受けたものは下記のサイトから検索できますので、もし資格や免許をこれから取ろうと考えている方は一度チェックしてみるのをオススメします。
教育訓練給付制度[検索システム]
https://www.kyufu.mhlw.go.jp/kensaku/
「医療事務の資格を取りたいけど、どうやって取ればいいの?」
という方は、資格スクールの比較サイト「シカトル」で探すのがおすすめです。さまざまな医療事務のスクールを一括で検索・比較でき、資料請求もまとめて出来るからです。もちろん、教育訓練給付制度の対象となるコースもあります。
コースによって、テキストのみの通信講座だったり、通信講座+スクーリング(通学)だったりと、受講のスタイルはさまざまです。かけられる費用、時間、希望の受講スタイルなど好みの条件で、一括検索するとよいでしょう。
医療事務のスクールは世の中にたくさんあるので、希望に合ったスクールを一括で探すのが手っ取り早いですよ。
▼シカトルについては、こちらの記事で詳しく紹介しました。併せてご覧ください。
「いちいち比較するのも面倒だし、とにかく時間がない。安心して受講できるスクールないの?」
という方は、大手資格スクールの資格の大原 を選んでみてはいかがでしょうか。
全国展開する資格学校チェーンで、聞いたことはあるでしょう。
講座の説明会や体験入学など大手ならではのサービスもありますので、どんな内容なのかを入学前に情報収集することができます。
ぜひ、こちら から医療事務のスクールを探してみてくださいね。
以上、月10万円の生活費を受給しながら職業訓練を受けることができる、求職者支援制度についてご紹介しました。
特別なスキルや資格がなくても受けられる国の制度ですから、ぜひ活用して就職に役立てたいものです。
最後に
当ブログでは、病院に勤務するシステムエンジニアの私が、関係法令の改正やパソコンのトラブルシューティングなどをSE目線から紹介しています。
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