医療情報技師として10年以上、病院で働いている白狐(しろぎつね)です。
医療情報技師とはつまり、医療×ITのプロフェッショナルのこと。
このページでは医療情報技師を目指す方に向けて、仕事の内容から資格の取り方・取る意味、仕事の将来性までを現役目線から紹介します。
さまざまなWebサイトで医療情報技師について調べることはできますが、気になるのは実際に現場で働く「リアルな声」ではないでしょうか。
私も新卒で就職した時は、血眼になってOBの情報を探しました。
「医療情報技師になりたいけど、何から始めればいいのか分からない」
「どんな仕事なのか、将来性はあるのかを知りたい」
そんな疑問に対して、私なりの答えを示したいと思います。
このブログではこれまでに多数の記事を書いていますので、テーマ別にリンクを貼っていきます。
ぜひ参考にしてください。
意味するものは同じですので、読み替えて頂ければと思います。
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目次
医療情報技師になるために、まず始めること
医療情報技師になるにあたって、まず始めるべきことは仕事について知ることです。
医療情報技師とはどんな職種で、どこに勤めて、どんな仕事をするのか。当たり前のことですが、いざ調べてみると自分の認識と違っていた、ということはよくあります。
仕事内容、役割、年収といった基本事項をしっかり押さえることが第一歩となります。
「こんははずじゃなかった・・・」と後悔しないために、ぜひ一度読んでみてください。
医療情報技師の仕事を知る
▼医療情報技師の基本的な仕事内容と、1日のスケジュールについて紹介しています。
▼医療業界未経験の方や異業種の方にも伝わるように、医療情報技師の役割を「通訳者」に例えて説明してみました。
▼医療情報技師になると、ゆくゆくは病院に関係する法律や診療報酬を解釈する能力も必要になります。私が同業者向けに書いた関連記事がありますので、これらを読めば「こんな仕事もしているんだ」とイメージを掴んでもらえると思います。興味があれば併せて読んでみてください。
法律? 診療報酬? 急に意味不明な言葉が出てきた・・・。
もちろん医療情報技師になったからと言って、いきなりこんな仕事を任されるわけではないので、あくまで参考程度に捉えてもらえればOKです。
医療情報技師の年収を知る
▼医療情報技師のリアルな年収を、現役の立場から語りました。
医療情報技師に向いている人を知る
▼どんな仕事にも、向いている人と向いていない人とがいます。医療情報技師に向いている人の特徴を考えました。
医療情報技師の資格について知る
医療情報技師の仕事内容が分かったら、次は「医療情報技師の資格」について調べましょう。
この仕事に就くなら、資格はほぼ必須と言えます。
医療情報技師の資格を取る意味
▼医療情報技師の資格は「取る意味がない」と感じる方もいるようですが、私はそうは考えていません。その理由を説明しました。
▼なお医療情報技師のほかにも、持っていると就職に有利な資格があります。アドバンテージが欲しい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
医療情報技師の資格の取り方
▼医療情報技師は3分野から成る独特な試験体系であり、勉強方法にはひと工夫必要です。私が、仕事をしながら半年間の勉強で一発合格したやり方をまとめました。
▼医療情報技師の資格を維持するには、5年に1度更新する必要があります。更新手続きをしたときの手順をまとめました。
医療情報技師の仕事を探す方法
医療情報技師の仕事に就くと決めたなら、仕事の探し方を調べましょう。これには2通りの方法があります。
- 新卒で就職する
- 転職する
新卒で就職する
新卒で医療情報技師になるなら、ハローワークや就職支援サイトなどで求人を探し、応募する方法があります。
転職サイトを使えば、あちこち探し回るよりも効率よく求人情報を集めることができ、時間と手間の節約になります。こちらの記事にまとめましたので、参考にしてください。
▼ただし、個人的意見ですが新卒で働くのは実はあまりおすすめしません。その理由をこちらの記事にまとめました。(もちろん、新卒で働くのを否定するわけではありません。1人の個人的意見として参考にしてもらえればと思います。あしからず、ご容赦ください)
転職する
転職する場合も、新卒と同じように転職サイトを使うのが手っ取り早い探し方ですが、もしSEから転職したいと考えているなら1つ注意点があります。
医療情報技師は医療に特化したエンジニアですので、医療分野の知識も求められる、という点です。
医療情報技師はSE色の濃い職種なので、求人の仕事紹介欄には「電子カルテの保守」「システムの問い合わせに対応するヘルプデスク」などと記載されています。この内容だけを見ているとシステムエンジニアの仕事をやる印象を持つかもしれません。
しかし、実際には「それだけ」ではありません。基礎的な医学用語の知識がないと医療従事者とまともに対話できませんし、診療報酬の仕組みが分からないと彼らの主張や意見の意味が理解できず、仕事が思うように進まないのです。
この点を見過ごすと「SEをやりたいのに、なぜこんなこともしなくちゃいけないんだ」と感じ、ミスマッチになってしまう可能性がありますので、この点を踏まえて仕事を選びましょう。
実は私は最初から医療情報技師として働き始めたわけではなく、医療事務として採用されてから医療情報技師へとステップアップしました。医療事務の経験は、医療分野の基礎知識を身に着ける良いきっかけだと思っています。
そんな私の体験談をこちらにまとめています。
▼未経験から医療情報技師を目指すなら、こんな方法もあります。経験がなくても、多少の回り道にはなりますが医療情報技師になる道はあります。
医療情報技師の将来性を考える
さて最後のテーマになります。
医療情報技師の決定的な強みは「将来性」にある、と私は考えています。
どの仕事を始めるにしてもそうですが、この先食べていけるのか、成長していく分野なのか、は考えるはず。かつてなく先行き不透明な時代にあり、次から次へと新たなビジネスが生まれては消えていく今、確かな「将来性」が注目される時代に来ていると思います。
病院は、怪我や病気をしなければ世話になることがないため、普段は必要性を感じることはありません。めったに世間の注目を浴びることもない世界です。保守的、閉鎖的、などと何かとネガティブなイメージも付きまといます。
しかし2019年の暮れに始まった新型コロナウイルスの蔓延では、あらためて存在意義が社会から認識されました。世間のスポットを一挙に浴び、過酷な医療現場を支えるスタッフに多くの人からエールが送られたのは、記憶に新しいところです。
いざという時に診てもらえる病院があるからこそ、毎日の安心した暮らしが送れます。
病院は、人々の暮らしを根底から支える、必要不可欠な社会基盤。
ですから、将来必要とされなくなることはありません。
IT業界はコンピュータの発明以降に登場した比較的新しい業種ですが、医療の歴史は人類の歴史と言えるほど、確かで堅実な業界。これからも、将来にわたって発展し続けるに違いありません。
不確かで不安定な現代において、「安定」や「将来性」を求めるなら、魅力的な選択肢と言えるのではないでしょうか。
▼そんな病院で働く医療情報技師の将来性について、こちらの記事でリアルに語ってみました。
以上、医療情報技師を目指す方に向けて、この道10年以上の私から仕事の内容や将来性までを紹介してきました。
医療情報技師は、これからの医療業界のIT化を中心となって進める立場にあります。
SEはシステムを開発する側ですが、医療情報技師はそれを医療の現場へ普及・浸透させていく役割を担います。これまで培ってきたスキルを活かしながら、安定した職場に勤められる数少ない職種だと思います。
この記事が、これから就職・転職を考えている方の参考となることを願ってやみません。
最後に
当ブログでは、病院に勤務するシステムエンジニアの私が、関係法令の改正やパソコンのトラブルシューティングなどをSE目線から紹介しています。
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