今日はちょっと現実的な話題に触れてみます。ズバリ、医療情報技師になるにはどうしたらいいの?というお話。
一般的な話は他サイトでも多く語られているので、私の体験談をお話します。
事務として入職した
私は当初事務として採用され、仕事しながら医療情報技師の資格を取って現職に就きました。
医療情報技師の求人を探すと、意外と少なかったりします。専門職として雇ってくれるところは最近増えてきていますが、まだまだ事務職の延長と捉えている方も多いというのが私の感触です。特に地方ほどその傾向が強いかと思います。
医療情報技師を目指していた私にとっては慣れない事務は苦しいものでしたが、その先に望む仕事があると自分を鼓舞し、続けてきました。
医療情報技師は必須ではないが推奨
業務独占資格(=資格保有者だけが業務に携わることができる)とは違うので、資格がなくても業務はできます。ただし持っておくべきというのが持論です。理由は2つあります。
医療機関は資格社会と言っても過言ではなく、医師、看護師、理学療法士、社会福祉士といった職業はもちろん、医療事務、医師クラークなど事務部門でも資格保有者がたくさんいるからです。対外的に示せる資格がないと相手にされない可能性があります。逆に言うと、資格を持っていることで話に説得力が増し、受け入れてもらいやすくなります。
もう一つは、資格の勉強を通じて医療分野の知識が学べるからです。医療情報技師の資格は医学医療系、情報処理系、医療情報システム系と3つの試験区分があります。私のようにIT畑で育ってきていると医療分野の知識に乏しく、ここができると現場の職員の話が理解できるようになります。システムの導入検討の際にも、医療のことを知らずにITの側面でだけ話を進めようとすると机上の空論になってしまい、現場の理解が得られません。
忙しくて勉強する時間がないよ・・・という方は、半年間の準備期間で合格した私の勉強方法を記事にしましたので、よかったら読んでみてくださいね。
やっぱりコミュニケーション能力も大事
医療情報技師の仕事と言っても、専門的なことばかりではなく、ソフトウェアの操作指導やちょっとした修理などパソコンのことなら何でも相談されます。現場が要求するニーズに応えるためには、意見を取りまとめ対処方法を考えたりメーカーに訴えたりしていかなければなりません。
また私の場合は一日中パソコンに向かっているということは少なく、現場に出ていって問い合わせに答えたりトラブルに対処したりしている方が多いですね。そこでは職員とのコミュニケーションが欠かせません。どの職業にも言える当たり前のことですが、他者の話に耳を傾け、自分で考えて意見が言える能力が必要です。
病院での私の仕事については、下記にも記事を書きました。よかったら読んでみてください。
いかがでしたか? 医療情報技師を目指す人に少しでも参考になれば嬉しいです。
そもそも医療情報技師の仕事とは?と言われてもピンと来ない方もいるでしょう。私の一日のスケジュールを記事にまとめてみましたので、これから目指す人は参考にしてみてくださいね。
最後に
当ブログでは、病院に勤務するシステムエンジニアの私が、関係法令の改正やパソコンのトラブルシューティングなどをSE目線から紹介しています。
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