病院の情シスで働く医療情報技師の奮闘記

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SE辞めたい人が異業種へ行くなら「軸ずらし転職」を使え!

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病院のSEとして10年以上働いている@whitefox21seです。

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「SEを辞めたい」「IT業界を離れて異業種へ行きたい」と思っている人が知るべき転職術が、「軸ずらし転職」。過去の経験やノウハウを捨てることなく、異業種へ行けるからです。この記事では、SEを辞めたくて仕方ない人が異業種へ行く「軸ずらし転職」を紹介します。

 

IT業界のことは嫌いになっても、SEのことは嫌いにならないで! という話をします。

 

AKBみたいに言うな。

 

目次

 

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IT業界は辞めても、SEは辞めるな!「軸ずらし」で異業種へ行け

 

「軸ずらし転職」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。「軸ずらし転職」とは、 転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方」の著者であるmoto氏がおすすめする転職の考え方。今いる環境や持っている知識を活かす発想で異業種の仕事に就き、年収を上げることを狙いとしたものです。

 

style.nikkei.com

 

 

例えば、SEが脱サラしてラーメン屋をやるとか、カフェを開くのは夢がありますが、全てをイチから始めるのでハードルが高いうえ、廃業や借金といったリスクがあります。相当な覚悟と計画がなければ出来ませんよね。

 

そこで軸ずらし転職では、仕事の領域を「業界」と「職種」の2軸で捉え、どちらかの「軸」をずらします。例えば上の記事では、このような例が挙げられています。

 

例えば、保育士さんが転職を考えるとき、他の保育園の保育士を考える人が多いと思いますが、少し視野を広げれば「保育園に玩具を卸すメーカー」なども転職先になるはずです。「自分ならこんなおもちゃを入れる」とか「こういうスペックにすると使ってもらいやすい」とか、そういったことがわかると活躍できるポジションにいけば、転職で年収を大きく上げられる可能性があります。

 

万人向けの「いい会社」は存在しない:異業界への転職で年収アップ 評価されやすい…|NIKKEI STYLE

 

 

保育士だからといって保育園に勤めることだけ考えるんじゃなくて、保育の現場から学んだ知見や経験から得たノウハウを応用して、別ジャンルの仕事にも就くことができるよね、というわけです。

 

この発想をSEの転職にも当てはめて考えるのが、この記事で紹介する「軸ずらし」です。

 

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「IT業界」の軸を「医療業界」へずらす

 

私がSEへ提案する軸ずらし方法を、図で示してみました。

 

 

業界がITで職種もITという仕事は、生粋のシステムエンジニアやプログラマーが当てはまります。業界がITでも職種が非ITなら、総務や経理といった一般事務職、または会社の営業や広報といった仕事があるでしょう。こうした仕事は、どのIT企業にも存在しますからね。

反対に業界が非ITで職種も非ITなら、建築や電気関係の仕事、または医師や看護師、ラーメン屋やカフェといった仕事が挙げられます。

 

私がおすすめするのが、業界だけを「医療」という非ITの方へ軸をずらし、「院内SE」になる方法です。

 

院内SEってなによ? そんな仕事、聞いたことないんだけど。

 

そう思う人も多いはずですから、院内SE歴10年以上の私が、この仕事について軽く説明しておきましょう。

 

院内SEとは、「病院に勤務するSE」を指します。病院で稼働する電子カルテシステムや周辺の部門システムを安定稼働させるのが仕事です。

医師が出す指示、カルテ記録、検査結果といったデータは電子カルテに保存されますので、24時間365日、常に稼働させなければなりません。システムが停止した場合には診療も滞ってしまうため、問題が起きたときに速やかに対処できる人員が必要となります。その役割を担うのが院内SEです。

 

 

院内SEについてもっと知りたい方は、下記の特集ページで紹介する記事を読んでもらえれば、年収、仕事内容、やりがい、将来性などがひと通り分かると思います!

 

▼バナーをクリックするとページにジャンプします。

 

 

SEにとっては働く業界がまったく変わるので、IT業界を離れたい人、異業種へ行きたい人におすすめできます。

 

▼関連記事 ※私が運用するサブブログへジャンプします。

hospitalse.hatenablog.com

 

併せて読みたい  院内SEになるためにおすすめの転職サイト

 30代でもIT業界から病院へ異業種転職できる!裏ワザを紹介

 SEに向いてない…と思ったら。病院のSEがおすすめできる理由

 

実は密かにSEにおすすめの軸ずらし転職先が、コンサルティング会社。畑違いの仕事に思うかもしれませんが、ひとくちにコンサルといっても幅広い分野があり、中でも企業のデジタル化を支援するITコンサルティングは高度なITの知識が必須になります。

コンサル会社は総じて高収入であり、SEで培った知識と経験をフルに活かすことができます。IT業界と全く違う世界ですので、SEを辞めたいが年収は維持したい、むしろもっと稼ぎたい、という人に適しているでしょう。

コンサル会社への転職を考えるなら、コンサル転職を専門に扱う MyVision がおすすめです。IBM、アクセンチュア、デロイトトーマツなどさまざまなハイクラスのコンサル会社への転職を得意とし、キャリア相談、書類作成、面接対策、条件交渉などを一気通貫でサポートしてくれます。IT業界を抜け出したい方、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

▼公式サイトへ行くと、コンサルの仕事内容や転職成功事例、転職支援サービスの概要を知ることができます!

 MyVisionの公式サイトへ 

私のSEの知り合いがデロイトトーマツに転職しましたね。その人もSEが性に合わなかったみたいですが、コンサルの仕事は楽しくやっているみたいです。

 

職種を変えるのはなかなか苦痛です・・・

 

転職するなら、職種をIT系(図で背景が青い領域)に絞ったほうが良い、というのが私の考えです。なぜならSEは「技術職」であり、技術を活かした仕事に就くほうが、後悔が少なくて済むはずだから。

いくらSEが嫌でも、ラーメン屋やカフェをやろうと思えるでしょうか? もともと脱サラする気だった人は別として、正反対の領域で新たな仕事に就くのは難しいでしょう。たとえ総務や経理の仕事を目指すとしても、転職する頃には20代後半~30代でしょうから、その年齢でイチからレベル上げするのは精神的にも体力的にもハードです。

 

どんなに「SEを辞めたい、IT業界を離れたい」と思っている人でも、最初はITの仕事に希望や魅力を感じていたはず。実際に働き始めてみてから実力不足やセンスの無さを感じて諦めることもあるでしょうが、実はIT業界が合わなかっただけかもしれません。

SEのスキルを活かす仕事は世の中に山ほどありますから、せっかく積み上げた経験を捨ててしまうのはもったいないことです。

 

それに私の経験上、職種を変えるのはなかなか苦痛です・・・。

 

 

私が病院で働き始めた当初は、図に示した「医療事務」の仕事をしていました。医療事務とは病院の受付や会計を行う仕事で、業界も職種もまったくITに引っかかりません。仕事をしていてもやっぱり不完全燃焼で、性に合わない仕事をイヤイヤやっている感じ。この仕事を定年までやるなんてゼッタイ無理!と考えていました。

 

「SEが嫌だから辞める」という理由だと、いずれほかの仕事にも嫌気がさす可能性があります。もともと好きだったはずのSEの仕事はそのままに、業界だけをずらして、性に合う分野で働くほうが、モチベーションもやりがいも保てると思います。

 

併せて読みたい  IT業界をやめてよかった。病院SEに転職して得たもの~体験談

 戻りたい…と転職を後悔しないために。捨てるものを考えよう

 「SE辞める」のをやめとけ!医療系のSEは一味違うぞ

 

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院内SEになって、嫌な仕事から脱出せよ!

 

院内SEになれば、IT業界から離れたことが実感できるでしょう。病院は、職場の風土や雰囲気がまるで違うからです。

 

例えば、院内SEは開発をやりません(内製を行う一部の病院は除く)。したがって、納期に追われることもありません。デスクワークよりも、診察室や病棟に呼ばれてトラブルを復旧するフィールドワークのほうが多め。職場は男性より女性の方が多いので、花もあります(笑)。

SEは仕事の性質上、ロジカルに考えて行動する人が多いですが、病院では感情的になる人のほうが多いです。論理的に考えたら「なんでそうなるんだよ?」と思うようなことを平気で言ってきます。そこがSEにとっては不快でしょうが、2~3年も経てば慣れるとでしょう。

 

私も元SEですが、実際に会社に勤めてから、自分はSEに向いてないと感じました。担当の仕事を期日までに終えられず、開発スケジュールを何度も変更させてプロジェクトの足を引っ張るばかり。何をするにも人の倍時間がかかるので、朝6時に出勤して23時に退勤していた時期もありました(今なら完全にアウトな働き方ですね)。上司には愛想を尽かされ、後輩が見ている前で怒鳴られたりもして、悔しい思いを何度もしましたね。

 

▼SEに向いてない自分が、病院のSEを選んだ理由をこちらの記事にまとめました。ぜひ参考にしてください!

whitefox21.hatenablog.com

 

しかし院内SEの仕事に就いた今は、「SEの仕事にもいろんな分野があるんだ」と感じています。IT業界を離れたい、SEを辞めたい原因は人それぞれあると思いますが、どんな理由にしても、異業種へ軸をずらすことによってこれまでとは違った世界で仕事ができます。そんな世界があることを知らずに、SEを辞めるのはもったいないと思いませんか?

少なくとも私にとって、この仕事は天職です。

 

せっかく転職するんだったら、モチベーションが持てて、定年まで働ける、安定した仕事に就きたいですよね。そう思ったSEには、院内SEがおすすめできます。この記事が、院内SEに関心を持つきっかけになれば嬉しいです!

 

院内SEの求人を探している方におすすめなのが、ハローワークをはじめ、さまざまな転職サイトの求人をまとめて検索できる キャリアインデックス

 キャリアインデックス

魅力的なのは、ハローワークの求人をWebで応募できる機能。通常は直接ハローワークへ出向いて、その場で職員から電話をかけてもらって求人応募に進みますが、 キャリアインデックスでは求職者がWebで入力した内容を書類にまとめ、企業へ直接へ郵送してくれます。

ハローワークへ行くには平日でなければいけませんし、求人情報を集めてくるだけでも一苦労。その点、 キャリアインデックスを使えば、週末の空き時間に気になる求人へWebからエントリーできるわけです。忙しい社会人や主婦にダンゼンおすすめです。

利用するには会員登録する必要がありますが、ハローワークへ何度も足を運ぶ時間と手間に比べれば些細な労力。ぜひ キャリアインデックスを使って、効率よく就職・転職を進めてほしいと思います。

 

▼志望動機に迷ったら、こちらの記事で例文を提案しましたので参考にしてください。 ※私が運用するサブブログへジャンプします。

hospitalse.hatenablog.com

 

▼そのほか様々な記事のラインナップはコチラから!

 

 

 最後に

当ブログでは、病院に勤務するシステムエンジニアの私が、関係法令の改正やパソコンのトラブルシューティングなどをSE目線から紹介しています。

 

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