病院のSEとして10年以上働いている@whitefox21seです。
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私は新卒で都内のIT企業に就職しましたが、数年働いたあと20代のうちに地元・北海道へUターンし、それ以来10年以上、病院のSEとして働いています。
20代は、人生を変えるような大きな決断をするのにもっとも適した年代。なぜなら若いから。
私と同じように、上京したはいいがやっぱり地元へ帰りたい、と考えている20代もいるでしょう。しかし楽しい都会暮らしを捨てるのは、なかなか踏ん切りがつかないもの。
迷いを断ち切るには、実際にやってみた人の体験談が参考になるはず。そこでこの記事では、20代で地元にUターン転職した私が、都会への執着を断ち切れた5つのワケを話します。
迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
しかし、20代と同じやり方では通用しないかもしれません。
そこで、こちらの記事では30代が病院へ転職するための裏ワザを紹介しています。
興味があれば、ぜひご覧くださいね。
- 断ち切れたワケ① 家族と支え合えた
- 断ち切れたワケ② 保育園・幼稚園に困らなかった
- 断ち切れたワケ③ 「地の利」が活きた
- 断ち切れたワケ④ 都会で磨いた経験が活きた
- 断ち切れたワケ⑤ 将来の見通しが立てやすくなった
- 20代なら、若さを活かせ!
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「悩みに支配される毎日は止めにして、今日を生きることだけ考えよう」と思わせてくれる一冊。私も仕事や私生活で悩みを抱えた時は、いつもこの本を開いて自分を勇気づけています。
他の本と比べて特徴的なのは、著者が言いたいことをいろんな人のエピソードを交えて紹介しているところ。この本が初めて発行されたのは1944年と古く、当時は戦時中ということもあり、エピソードに登場する話は現代人からすれば昔話に近いものがあります。
しかし結局のところ、いつの時代も人は同じことで悩むんだということが、この本を読むことで感じられるはずです。
断ち切れたワケ① 家族と支え合えた
地元に帰って最も良かったと思うことは、家族と距離が近くなったこと。特に子どもが生まれたときに、「親が近くに居てくれて良かった」と心底感じました。
「子育ては大変」なんて子持ちの人なら誰もが言うことだし、そんなもんでしょ・・・と思うでしょうが、実際に親になると「こんなに大変なのか。親は偉大だ」だと痛感しますね。
手のかかる時期に、少しでも親が子どもの世話を代わってくれたり、家事を手伝ってくれたりするだけで気持ちに余裕が出てきます。親としても、負担のかからない範囲で孫と遊ぶことができれば嬉しいでしょうし、それだけでも一つの親孝行になるはずです。
ありきたりな話に聞こえますが、実際に当事者になると非常に痛感するものです。気持ちに余裕が持てないと、しだいに夫婦の仲がギスギスしたり、思いやりに欠ける行動から喧嘩したりして、家庭がうまく行かなくなるものなのです。
子育てや家庭がうまくいかなくて離婚する人もたくさんいるからね。
家族との関わりは、大げさでなく仕事以上に人生に大きな影響を及ぼします。家族のために踏ん張れることもあれば、家族に振り回されて立ち行かなくなることもあります。
特に、人生最大のイベントである結婚については、そもそも結婚すべきか、どんな人と結婚すべきなのかを多くの人が悩むところ。
▼結婚を考えるなら、下記の本を一度は読んでおくことをおすすめします!私はこの本で「結婚は技術だ」ということを教えてもらい、十分納得した上で結婚に踏み切りました。結婚を考えている方や夫婦生活に悩んでいる方は、一読してみることをオススメします。目からウロコ、間違いなしです!
また、30代になると親の老いを如実に感じるようになり、将来の介護や生活の世話を現実的に考えなくてはならなくなります。近くにいれば、一緒に住むことや、近い距離に住んで何かあったらすぐ駆け付ける、といったことも可能になります。
親の介護なんて20代のうちから考えたくねーよ。
ですよねー・・・でも、いずれは考えなくてはならないのも事実。そして現実問題として降り掛かってくるのが30代以降なんです。
「何かあったら頼れる存在」は親にとっても意外と大きいもので、それがあるからこそ、親は安心して毎日の生活を送ることができます。
また、災害が起きたときにも支え合うことができます。たとえば避難生活を強いられるほどの災害に見舞われた場合、親身になってくれるのはやはり家族でしょう。いま世界に蔓延している新型コロナウイルスの影響下にあっても、孤立せずに支え合えるのもまた家族です。
断ち切れたワケ② 保育園・幼稚園に困らなかった
地方では、都市部ほど待機児童の問題を抱えていません。私の地元もじゅうぶんな保育園・幼稚園の施設があり、私の子どもも待機児童にならずに済みました。
私の周りにも、預けられる保育園がないためにやむなく都市部から地方に戻ってきた女性の知り合いがいます。当然ながら、夫は仕事があり一緒に帰ることはできませんので、その知り合いは数年間別居していました。
長いこと保育士不足が叫ばれ、待機児童問題の早期解決が求められていますが、抜本的な解決には至っていないのが現状。「あぁ、やはり都会だと保育園に入れるのも大変だな」と思いましたね。
子どもを幼稚園・保育園に通わせたい、働きながら育児をしたい、という方はこの点についてもよく検討する必要があります。
断ち切れたワケ③ 「地の利」が活きた
「地の利」とは、「その地にいることが有利に働く」ことを意味します。
具体的には、私の出身校は地元では知らない人はいない学校だったので、そのよしみで採用に強かったり、仕事の縁が回ってきたりしました。東京では誰も知らない学校ですが、地元だと出身校の経歴が武器になったわけです。
出身校で判断するのはひいきなんじゃないかと思うかもしれませんが、それも人情というもの。個人の持つスキルや仕事の成果だけによらない、目に見えない評価も存在するわけです。
「地の利」を活かさないことは勿体ないこと。こんな視点で社会を見れるようになるのもまた、30歳ころなんですよね。
断ち切れたワケ④ 都会で磨いた経験が活きた
都会で働いていると、多忙なぶんスキルが磨かれますよね。日々勉強し、プライベートの時間も割いて自分磨きを頑張ったりして、とにかく毎日が忙しく、面白くもあります。
そうした日常に慣れていたので、地元に戻ったら職場の雰囲気が随分ゆったりだなと感じました。
「この仕事を、こういう段取りで○時間以内に終わらせる!」みたいなスピード感でやろうと思ったら、「そんな急がなくていいじゃん」なんて言われて、「え、それでいいの?」なんて拍子抜けすることがあります。
その空いた時間を、家族や友人と過ごす時間に充てられるわけです。
都会で洗練されたスキルは、必ず地方でも活かすことができます。そのアドバンテージを活かさない手はありません。
都会に行くのは「修行」と考えてもいいわけだね。
断ち切れたワケ⑤ 将来の見通しが立てやすくなった
最後に挙げるのは、将来の見通しが立てやすくなったこと。これが、都会への執着を断ち切れた最も大きい理由かもしれません。
私の結婚相手は同じ地元だったので、どちらかが自分の家族と離れて寂しい思いをする、なんてことがありませんでした。きょうだいとも同じ地域に住んでいるので、なにかあったときには助け合ったり、ときに一緒に家族ぐるみで遊んだりもしています。
例えば地方出身者同士が東京で出会い、結婚した場合。老後のことを考えたとき、自力で生活することが難しくなった場合にどうするか?といったことが課題になります。
私の友人は奥さんの地元近くに家を建てたのですが、知り合いの地元は奥さんのとはまったく別の、遠いところにあります。帰省するのは年に数回。きょうだいもいないため、遠く離れた両親を将来誰が世話をするのか悩んでいる、と言います。
東京に住み続けるか(それが経済的・物理的に可能なのか)、家族や親戚のいる地方に戻って暮らすか。地方といっても、夫婦どちらの地方に戻るのか・・・。
遅かれ早かれ、分岐点に行き着きます。子どもが成人して落ち着いた頃に、「自分たちは将来どこでどう暮らそうか」なんて思う人も少なくありません。
若いうちはあまり想像できないと思いますし、「そんなことは将来考えるさ」と思う人がほとんどのはず。
しかし「将来」に到達したころには、職場で重要なポストに就いていたり、転職するには遅い年齢になっていたりして、方向転換できないところまで来ていることが多いのです。
早い段階での選択が、その後の将来を大きく左右すると言っても過言ではありません。
20代なら、若さを活かせ!
以上の5つが、私が都会への執着を断ち切れた理由です。
20代の方からすれば、「若い」=「10代」であり、自分はもう若くないと思うかもしれません。しかし、それは20代と比べて10代が若い、というだけ。
社会人として過ごす年齢は、20代から60代までの約40年間。
20代は、「社会人年齢」でいうとまだ始まったばかりです。
仮にいま29歳だとしても、あと30年を社会人として過ごすわけです。分かりきったことを説明するようですが、20代のうちは将来身に降りかかってくるさまざまな出来事を想像できないので、現状がこの先も30年続くように思ってしまいがち。
しかし、そうではない、ということをここで伝えておきたいと思います。
▼20代は、社会人年齢のうち1/4でしかありません。その間に、成功、失敗、苦難、達成、挫折などいろんな経験を味わいます。
当たり前のことを何言ってんの?
「若い」うちにいろんなことを経験しておこう、とはなかなか思えないからなんです。悲しいことに、30代・40代になって初めて「20代って若かったんだな・・・」としみじみ思うんですよね(笑)。
人生経験も社会経験も浅い20代のうちは、自分が見えている世界=世界のすべて、のように思ってしまうため、常に周りと比較し、良い大学・良い企業に行けなかったら人生終わった・・・みたいな諦めを感じるかもしれません。
しかし年齢を重ねさまざまな人と出会い、いろんな世界が見えてくると、良い大学・良い企業に行ったからといって将来が約束されるわけではない、ということが分かってきます。
うらやましい人生を送っていたのに行き詰まったり、諦めていた人生が思いがけず好転したりする場面に遭遇することがあるからです。
初めはうまく行っているように見えても、それがずっと続くとは限りません。
逆に、最初はうまく行かなくても、チャンスを掴んで飛躍することもあります。
学生時代の友人や会社の同期とは、20代のうちは仕事の忙しさや生活環境に大差はないもの。
しかし30代になると、自分を取り巻く周りの状況が変化してきます。
結婚、病気、親の介護といった人生を変えるライフイベントを迎え、年収ややりがいを諦めて別の仕事に就く、といった選択をする人が出てきます。
「自分の意思では簡単に変えられない境遇」に出くわすのです。
また、うまく行かない状況が思いがけず好転することもあります。
例えば都内のIT企業に勤めていた私は諸事情でやむなく地元へ帰ったわけですが、田舎の地元にはIT企業などないため、なんの仕事をしようか悩みました。
しかし、性に合わない仕事をイヤイヤ続けたくはなかったので、いろんな仕事を必死で探し、今の院内SEに至っています。
そして、院内SEの仕事を天職だと思うほど気に入っています。仕方なく選んだ仕事だったはずが、いざやってみたら前の仕事よりも自分の性に合っていたわけです。
つまり、20代のうちは現状がどうであれ、今を変えたいと感じているなら思い切って転職してみるべきです。行動を起こすなら、身軽な20代のうちが有利なのです。
歳を取れば取るほど、身動きが取りづらくなります。後から後悔しても遅いので、若さをどう活かすか考えておくことをおすすめします。
「今日が一番若い」って言うもんね。
都会と地方の両方を経験し、家族を持つようになって、若い頃とは随分考え方が変わったなと自覚していますので、少しでも共有できればと思い記事を起こしました。
今でも、20代はやっぱり「若かったな」と思います。当時は相当悩みましたが、20代のうちに転職を経験しておいて良かったとも思っています。
20代はいろんな可能性に満ちている年代。
転職を考えている方は、ぜひとも地元へのUターンも視野に入れて考えてみてはいかがでしょうか。
「地元に帰っても仕事がない」「仕事があれば帰るのに・・・」と思っている方は、私のような病院のSE(通称:院内SE)を目指してみてはいかがでしょうか。院内SEの仕事自体はマイナーですが、病院はどこにでもありますから読者の地元にも存在するはずです。
こちらの記事で詳しく紹介しましたので、ぜひ併せて読んでみてくださいね。
最後に
当ブログでは、病院に勤務するシステムエンジニアの私が、関係法令の改正やパソコンのトラブルシューティングなどをSE目線から紹介しています。
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