病院のSEとして10年以上働いている@whitefox21seです。
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病院という職場は、民間企業と比べて「特殊」だとよく言われます。
IT企業からの転職組が多い病院のシステムエンジニア(院内SE)にとっても、それまでに味わったことのない独特な風土を感じますし、人によっては、病院でしか通じない文化を「ブラック」と感じる場合も少なくありません。
病気や怪我をしたときしか縁がない場所ですから、なかなか外から実態が見えず「保守的」「閉鎖的」というマイナスイメージを持たれやすい業界。
たしかに、そうした一面もゼロではありません。
そこでこの記事では、病院がブラック企業なのかどうかを、現職院内SEの立場から考えます。
今回は、ダークサイドに落ちた黒狐に登場してもらいます(笑)
病院はやめとけ・・・
目次
- 結論。「人付き合いが苦手な人」にとってはブラックかも
- 病院は感情がむき出しになりやすい職場
- 技術屋であるがゆえに、寄り添えないことも
- 人の思いやりを台無しにすると、職場はブラック化する
- 思いやりを持って、人付き合いを攻略せよ!
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結論。「人付き合いが苦手な人」にとってはブラックかも
結論から言いますと、私の考えは「人付き合いが苦手な人にとってはブラックかもしれない」です。その理由を説明していきます。
病院のどこが特殊なのかというと、「人付き合いが仕事みたいなもの」だから。
「人付き合いなんて面倒だし、システム管理が仕事なんだから、それだけしてればいいでしょ」と思っていると、こんな仕打ちを受けるかもしれません。
院内SEとして働き始めて間もないころに、実際に受けた仕打ちね
- 初めて病院に就職したのに、周りの職員からは何も指導してもらえず放置された
- 仕事のことで上司に報告しに行ったら、「忙しいから」とあからさまに嫌な顔をされて相手にしてもらえなかった
- 資料室で調べ物をしていたら、同僚に電気を消された
3つ目なんか、あからさまな嫌がらせですよね。
当時はどうしてこんな目に遭うのか分からなくて「こいつらどういうつもりだ?」「病院はとんでもない奴らの集まりだ」なんて思っていましたね。
今ならパワハラって言われるようなこともあったかも
私がそれまで勤めていた会社では、入社したらまずは指導者(メンター)が付いて、仕事の概要を説明してくれて、教えてもらいながら仕事して・・・という流れがありました。
仕事でミスをしたらもちろん叱られましたが、あくまでミスした範囲に限って言われるのであり、嫌がらせみたいな行為を受けることはありませんでした。
それが、病院に入ったらまったく別世界。
誰もメンターについてくれず、周りは忙しくしてるのに自分は放置されていたので、何をすればいいのか分からない状態。仕事のことで上司に報告したいのに、いつも自分に対しては「忙しいから後にして」などと相手にされない。どこか、人として嫌われているようにも感じました。
さらには、資料室で調べ物をしていた時、私がいることを分かっているはずの同僚が電気を消して去っていったこともありました。
大人げないな。言いたいことがあるなら直接言えよ。病院って陰湿な職場だな
と思ったのを、今でも覚えていますね。
もちろん「病院だから」こんな仕打ちを受けた、と決め付けることはできません。その地域の人柄やそれぞれの病院の風土によって異なります。しかし、IT企業時代には全く経験したことのない扱いだったので、あまりの差に「病院ってこういうところなのか・・・?」と思ったのです。
このあと説明しますが、私がこんな目に遭ったのは、周りとコミュニケーションを取ろうとしない自分に原因があったと気付きました。
そして、病院は「人の感情がむき出しになりやすい」場所であるために、こうしたことが起きやすいのではないかと私は考えています。
▼病院ならではの職場の特徴を、こちらの記事でまとめています。興味があればぜひチェックしてみてください!
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病院は感情がむき出しになりやすい職場
なぜ、病院は感情がむき出しになりやすい職場なのか。
その理由は、病院の役割が単なる病気や怪我の治療ではなく、「心の癒やし」でもある、というところにヒントがあります。
例えば、入院して病気が治ったのに「ひどい病院だった」とクレームを付けて退院する患者がいます。完治したなら問題ないはずなのに、どうしてそんなことになるのでしょうか。
クレームを付けてきた理由は、入院中に気分を害することがあったからだと考えられます。「ひとこと言ってやらないと気が済まない」と思うような仕打ちを受けたから、文句を言ってきたわけです。
入院した目的を達成できたはずなのに、気分を害しただけで「ひどい病院」という評価になってしまうのです。
反対に、治療の甲斐なく患者が息を引き取った場合でも、家族から感謝されることがあります。それは、患者とその家族に向き合い、最大限出来ることを尽くした場合です。
たとえ望む結果に至らなかったとしても、「これだけやってダメなら、諦めるしかないんだな」と思ってもらえることもある、ということです。
このように、「患者の気持ちに寄り添う」ことが上位の価値観と位置づけられるため、人の気持ちに寄り添わない、機械的で冷たい態度は批判を浴びます。
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技術屋であるがゆえに、寄り添えないことも
病院では「人の気持ちに寄り添うこと」が重要視されます。時として「たとえ損をすると分かっていても、寄り添うことを優先する」場合があります。
ここが受け入れるのに一番苦労したわ。ていうか今でも理解は出来んが。
いっぽう、言い方は悪いですが企業は「儲けを出すこと」が良いことですから、損することは当然やりません。無駄なコストをカットし、利益を最大化するのが社員の役割です。
ここに、病院職員と元・会社員とのギャップが生まれます。
特にシステムエンジニアは技術屋ですので、無駄な回り道を避け、最短ルートで効率よく問題を解決しようと考えます。しかし、「人の気持ちに寄り添う」ことが「寄り道」になることがあります。
そこを避けようとすると「せっかく人が○○してあげたのに」「あいつは人の気持ちを考えてない」などと言われてしまう羽目になります。
気持ちに寄り添ったところで、利益にならないなら意味なくね?って思ってたこともあったね
例えば、日々大量に印刷する用紙を節約するために、デジタル化を進めたい場合。パソコンに疎い職員に、急に「紙なんて非効率です。デジタル化した方が効率的ですから、操作を覚えてください」と言うと反発を受けることがあります。
企業なら、「これが会社の方針だからね」と言えば社員は従うもの。給料で雇われている以上、パソコンが苦手なら覚えてもらうのは当たり前ですよね。
しかし、病院ではさも当然かのように「現場のことを分かってない」「そんなの覚えられるわけない」と主張してくるわけです。
病院だって利益出さないと君らの給料払えないんだぞ?って言ってやりたい。
つまり、職員とコミュニケーションを取りながら「パソコンを覚えられない人にどう寄り添うか」をセットで考えなければ、周囲の協力が得られないのです。
私は当初そこに気付かず、「会社員としての常識」を病院に持ち込んだために反発され、陰湿な仕打ちを受けてしまったわけです。
寄り添う気持ちを踏みにじることなく、利益を追求しなければならないところが院内SE独特の難しさと言えます。
▼病院の雰囲気は、意外と世間のイメージとは違っていたりします。こちらの記事で私が感じたことをまとめていますので、併せてご覧ください。
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人の思いやりを台無しにすると、職場はブラック化する
このため、思いやりのない振る舞いをしていると、せっかく技術屋としての腕を持っていても評価されない、ということが起きます。
技術で評価されるべきSEが、技術以外の面で評価されるわけですから、SEとしては不本意ですよね。しかし、思いやりの精神が重んじられる病院で働くなら、ここは重要です。
そして、態度を変えないままでいると職場がブラック化する可能性があります。
記事の序盤で、私が「上司に報告を聞いてもらえなかった」という仕打ちを紹介しました。
まともな社会人なら、「気分を害したからお前の話は聞いてやらない」などと言う人はいません。仕事である以上、部下の報告を聞くのは義務ですから、そのような拗ねた態度は子どもじみていますし、パワハラになりかねません。
そこで、陰湿な、遠回しな態度で対応するわけです。
こんな仕打ちをされてるんだから、何が悪いのか気付けよってことだね
上司がなぜそのような態度を取るのかを探らないと、何かにつけクレームを付けられたり、嫌がらせを受けたりして、負のループから抜け出せません。
人が人を嫌いになる原因は、ほとんどが「態度」である、と私は考えています。
たとえば、もし技術的な「能力」が低くても、率先して仕事を引き受けたり、周囲に聞きながらひたむきに頑張っていたりなど、マイナス面を補う態度を見れば、「あの人には協力してあげようかな」と思ってもらえることもあります。
反対に、「能力」が高いことを鼻にかけ、うまいこと立ち回って仕事を回避するとか、高飛車な態度に出ていると、能力を持っていても「あいつは気に食わない奴だ」と思われてしまい、陰湿な仕打ちを受ける羽目になります。
つまり、「態度」ひとつで人の対応は変わります。態度を変えなければ、ブラックな職場のままになってしまう可能性が高い、と言えます。
反対に「態度」を変えることによって、嫌がらせを受けるどころか周囲を味方につけることが出来ます。
▼「じゃあ、具体的にどんな態度を取ればいいのよ?」と思ったら、下記記事を参考にしてみてください。求人の募集要項でよく見られる「コミュニケーション力」とは具体的にどういうことなのか、私なりの考えをまとめました。
思いやりを持って、人付き合いを攻略せよ!
以上が、「人付き合いが苦手な人にとって病院はブラックかもしれない」と思う理由です。
職員とうまく付き合うのがストレスだ、と感じる人には、正直言うと院内SEは向いていないと思います。
「ネットで調べれば分かることだろ」「前に教えたのと同じこと聞くな」と思うことをイチから丁寧に職員に説明する仕事ですから、それを嫌と感じるなら、これほど苦痛な仕事はありません。
院内SEの仕事はシステム管理ですが、この仕事の相手は実は機械ではなく人間である、という見方もできますね。
逆に、「パソコンの操作方法なんて、素人には1回説明しただけじゃ分かってもらえないだろう。次はこういう説明の仕方をしてみよう」と思える人にとっては、院内SEは向いていると言えます。
この仕事に就こうと考えている方の参考になれば幸いです。
▼「コミュニケーション力っていったいどう身につければいいの!?」という方は、私がバイブルにしている本をこちらで紹介していますので、興味があれば読んでみてくださいね。
▼院内SEの求人は少ないため、探すには一工夫必要です。具体的な方法をこちらの記事で紹介していますので、是非参考にしてください。
▼ベンダーに勤務する医療情報技師の求人を探すなら、幅広く、効率的に情報収集できる転職サイトの活用がおすすめ。豊富な求人数を揃える大手転職サイトをこちらの記事で比較していますので、併せてチェックしてみてくださいね。
このブログでは、院内SEの知名度を上げるべく定期的に記事をアップしています。この仕事に興味を持ったら、下記のまとめページもぜひ覗いていってくださいね!
最後に
当ブログでは、病院に勤務するシステムエンジニアの私が、関係法令の改正やパソコンのトラブルシューティングなどをSE目線から紹介しています。
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