病院の情シスで働く医療情報技師の奮闘記

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転職を後押ししてくれた、上司の衝撃の言葉

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病院のSEとして10年以上働いている@whitefox21seです。

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転職には勇気がいりますよね。手慣れた仕事と馴染みある職場を離れ、新しい仕事と人間関係を構築し直すのは大変なことです。私は過去に2度転職したのですが、どちらも背中を押してくれた上司の言葉に勇気づけられ、決意することができました。

 

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「俺はこの会社にしがみつくことしかできないけど、君は頑張れ」

数年間、新卒から私を厳しく指導してくれた上司から言われた一言。今も忘れることが出来ない印象的な言葉です。


その上司は会社の中でも1,2を争う優秀な社員だと周囲から聞いており、私はただただ必死に彼の指導についていくばかりでした。非の打ち所がなく転職しても引く手あまただろうと神の如く崇めていた彼が、「しがみつくことしかできない」と言ったのです。

 

彼は新卒からずっとその会社に勤めており、もう骨を埋めるつもりで働いていました。会社の中での評判は良くても社外では通用しないという自覚があったに違いありません。社内での評価が高くても、いずれはしがみつくしか方法がなくなる。それなら若いうちに経験を積むべきだと決心が付きました。

 

転職を経験した今では、当時の上司の心境が理解できます。


1つは「年齢的に困難」。彼は40歳手前のベテランでした。脂が乗った年齢とはいえ即戦力が求められる歳です。都内の企業でしたから転職市場の競争率は高いですし、年収が下がるのを覚悟で高次元の戦いを勝ち抜くほどの意欲はなかったのでしょう。会社一筋で働いてきたためにその企業文化や風土が染み付いており、抜け出す決心がつかなかったことも想定されます。


もう1つは「ほかの会社で働いた経験がないから、自分の市場価値が分からない」。長年働けば年の功で大抵の仕事をこなせるようになるものですが、他社でも通用するかは別問題。自分の技能や知識が業界で汎用的に使えるものかどうかは、実際に働いてみないと分からないものです。転職経験のない私の友人も、出世競争に勝ち残るしか道がないと言っていました。

 

なお後日談ですが、私が辞めたあとその会社は事業が縮小していき、最後は他社に買収されてしまいました。元上司が今どうしているかは不明です。企業は生き物ですから、しがみつく決心をしたならば、会社と運命を共にする覚悟もしておく必要があります。

 

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「もしまた戻ってきたかったら、私に連絡しなさい」

2つ目の会社を辞める時、送別会で上司がかけてくれた言葉です。「転職先でうまくいかなかったら世話になろう」と思うことができ、心に余裕を持てました。

 

仕事はそれなりに大変でしたがプライベートでは一緒に飲みに行くほど同僚の仲が良く、公私共に社員には良くしてもらいました。前の職場では考えられなかったことです。しかし勤務年数が短く、ようやく戦力になった頃での退職だったため、会社としては不満だったに違いありません。後ろ髪を引かれる思いでしたし引き止めもされましたが、キャリアアップと将来を見据えた前向きな転職であることを伝えると承諾してもらえました。

 

そのような一方的な退職にもかかわらず、上司からそのような言葉をかけてもらえたことには衝撃でした。嫌味や嫌がらせを受けるのを覚悟していましたが、その不安は一掃されました。

社員を大事にする会社だったと思います。気持ち良い形で送別してもらえた身としては、もし会社に戻ることがあったとしても抵抗なく入っていけますし、会社側も軋轢を生むことなく経験者を雇用できます。何かの縁で一緒にまた仕事をすることがあればその時はよろしく、という上司の懐の広さを感じました。その器量の大きさは、部下や後輩を育てる身として学ばなければならないと感じています。

 

 

転職には年収が下がるリスクを伴います。通常は、一つの企業に長く勤めたほうが生涯年収は高くなります。一方で、会社は倒産や買収のリスクもあることを理解しておく必要があります。会社と一蓮托生の運命を背負う覚悟ならそれで構いませんが、そうでなければ、転職し自分の市場価値を確認・分析しながらキャリアを作っていくことも、確かな将来を築く上では視野に入れておくべきだと個人的には思っています。

 

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 最後に

当ブログでは、病院に勤務するシステムエンジニアの私が、関係法令の改正やパソコンのトラブルシューティングなどをSE目線から紹介しています。

 

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