病院のSEとして10年以上働いている@whitefox21seです。
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はてなブログで利用できるAIアシスト機能は、タイトル生成において非常に役立つものです。私自身がセンスに自信がなく、SEOにも疎いため、この機能をサブブログで試してみました。驚くべきことに、「なるほど、このタイトルいいね」という提案が次々と届きました。文章のまとめが苦手な私でも、chatGPTは的確でわかりやすい要約を提供してくれ、その凄まじさに改めて感心しました。
chatGPTははるかに豊富な語彙力と想像力を持っていて、自動生成されたタイトルのほうが、より記事の中身を的確に表現していると感じます。コピーライターに頼んでいるかのようで、頼もしい存在ですね。
医療業界ではchatGPTの活用が広く議論されており、特に医師のサマリーや文書作成において注目されています。AIが気の利いた文を作成できるのか疑念を抱いていましたが、実際にchatGPTで試してみると、要点を明確にまとめた読みやすい文が生成されました。この高い精度は実用に堪えるものだと思いますし、倫理的な問題をクリアできれば電子カルテにも導入できると感じています。
有償版では、PDFをアップロードするだけで要約が生成されるようです。長文を読む手間が省けるので、タイムパフォーマンスを重視する現代人にとっては大ヒットする可能性があります。これは、検索エンジンに取って代わる新たなテクノロジーになりそうだと思いました。
Googleは、インターネット上にある無数の離散した情報を人間が見やすい形に整理し、僅かなキーワードを入れるだけでそれらに到達できるプラットフォームを構築しました。「ググる」という動詞を生み出したほど、検索エンジンを使って調べ物をすることは当たり前となりましたが、関連キーワードをうまく連想できない場合、欲しい情報になかなかたどり着けない側面もありました。情報をうまく引き出すには、検索エンジンの使いこなし方が大事でした。
インターネットが発展するにつれ、Googleでも整理しきれないほどの情報が溢れてきた現代。類似したものも、相反するものも入り混じり、何が正しくて何が間違っているのかも判断のつかないほどに氾濫してきました。そこであらゆる情報を精査し、量的・質的に一定のエビデンスを集めながら、問いに対して一つの模範解答をまとめてくれるのが生成AIです。検索エンジンとは違い、「○○について教えて」などと自然言語で伝えられるため、使用には何ら専門知識が要りません。
Googleは検索エンジンの開発で一躍世界的企業へと成長しましたから、生成AIの開発を急ぐ企業はみな、次のインターネット界の覇権を取るために戦っていると言えます。それほど大きなビッグウェーブだと思います。
ところで診療報酬関連の資料に対しても、chatGPTは大量かつ難解な文章を瞬時に要約してくれます。中医協による診療報酬改定の議事は毎度のことながら活字だらけで読む気がせず、なかなか概略が掴みづらいものですが、chatGPTを使って要約させれば、要点だけを短時間で把握できるので非常に便利です。生成AIを一度も使ったことがないという人は、ぜひchatGPTを試してみましょう。
今後は、医療情報技師の仕事においてchatGPTをどう活かすかが重要です。chatGPTは原則オンラインで使うものであり、指示を与えるには具体的な情報を投下しなければならないため、個人情報を扱う病院では慎重さが求められます。少なくとも患者カルテの中身をそのままコピーしサマリーを書かせるなどというのは厳禁（chatGPTが個人情報を学習することになる）。使用可能な範囲を定め、使用時の注意点もしっかり押さえつつ、効率的な情報整理や文書作成など医療分野における生産性向上に寄与していければと思っています。
最後に
当ブログでは、病院に勤務するシステムエンジニアの私が、関係法令の改正やパソコンのトラブルシューティングなどをSE目線から紹介しています。
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