新型コロナウイルスの影響で集会が自粛され、年に1度の大規模な学会がどうなるか行方を注視していたのですが、オンライン開催に移行を決めたところが出てきました。これだけ世界的に感染が広がり終息が見えない中ではすぐに収まるはずがなく、関係者の調整のためにも早々に決めてしまうべきという判断が下ったのでしょう。
日本医療情報学会がオンライン開催に
茨城県のつくば市で行われる予定だった日本医療情報学会の春季学術大会がオンライン開催へ変更となりました。
東京の緊急事態宣言に伴い、現状北海道知事からは東京往来を自粛するよう呼び掛けられています。首都圏へ行くのは断念していましたので、オンライン開催は大助かりです。これぞ医療情報技師の学会、という感じがしますね。
毎回大規模なイベント会場を抑えるのも大変ですが、数千人規模が参加できるだけの通信帯域の確保や配信機材を用意することも相当大掛かりな作業ですよね。講師は自宅から配信するのか?配信プラットフォームは?時間差配信するのか?などなど気になるところです。開催概要が出るのを待ちたいと思います。
人工知能学会も
実はいつか参加したいと期待していた人工知能学会が、今年は熊本県での開催からオンライン開催となりました。北海道から九州へは日程的・費用的になかなか行けるものでなく、まして旅費など出るはずがありません・・・。参加を断念していたところにオンライン開催が決まり、私には恵まれた機会となりました。
当院ではAI活用を検討するプロジェクトチームが動いており、私も学会等で情報収集し病院へ還元するよう使命を受けています。病院ではテクノロジーの利用よりも倫理面での検討が優先ですので、AIを使う上で押さえておくべき課題をこの学会から学びたいと考えています。
Webカメラは軒並み売り切れ
オンライン会議の特需で、Amazonや楽天などのオンラインショップはもちろんのこと、地元の家電量販店でも軒並みWebカメラが売り切れになっています。巷では、Webカメラ搭載の中古ノートパソコンの売れ行きが好調とも聞きます。ありとあらゆる組織でオンライン化を導入しているのでしょう。
ビデオ通話時代の幕開けとなるか
新型コロナウイルスの感染拡大が一段落すれば元の世界に戻るでしょうが、かつて今ほどビデオ通話が注目されたことはないでしょう。
私のような北海道の田舎住みにとっては、全国各地で行われる学会には参加意欲があるものの、物理的な距離の制約で毎回参加というわけにはいきません。今回に限らず、オンラインでのリアルタイム配信の機運が高まってくれればいいなと期待したいですね。
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