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暑いですねー。
湿度が低く冷涼で過ごしやすいはずの北海道でも、連日30℃を超える熱暑が続いています。これまで30℃を超える日は数日しかなく、その年によっては2週間くらいで夏が終わることもあったのですが、今年は猛暑で多湿。
冬が長い北海道にとって常夏は基本的に歓迎なのですが、ここまで高温多湿になると体に堪えますね・・・。熱中症にはくれぐれもお気をつけください。
私はすっかりネッククーラーの愛用者になりました。軽くて首から落ちにくく、冷感が長い間持続します。病院でも装着している人が多いですね。こちらの商品は850円(税込・送料無料、2023/08/10現在)と手頃な値段で買えますので、ひとつ持っておきたいアイテムです。
さて、遅くなりましたが今回も7月のニュースを取り上げます。最近はマイナカードやマイナ保険証関係のニュースがかなり多くなってきましたね。岸田首相が、健康保険証廃止の期限について会見するなど、世間の注目はますます高まるばかり。そんなマイナンバーがらみの報道を3本紹介します。
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マイナカード、自主返納が急増 5月以降、情報漏えい不安
5月以降、マイナカードの自主返納が増えたというニュース。それもそのはずで、コンビニで住民票を発行したら別人のものが出てきたとか、マイナ保険証を認証機にかざしたら「無資格」と表示されたとか、不具合が続出しています。特に最近は、ネットのニュースだけでなくテレビや新聞などでもしきりにマイナカードの問題が報道されるようになり、国民の関心もかなり高まってきています。
公的な情報は、信用が第一のはず。市役所で別人の公的証明書が発行されるなんてことがあってはならず、一歩間違えば犯罪にも使われてしまいます。時間を掛けてでも、確実性第一で進めなければならなかったマイナンバー制度の普及が、無理なスケジュールを押したことによって歪みが生じています。
しかも、他人の写真でマイナ保険証の顔認証を突破できてしまったという検証結果まで出てきました。
こうした報道を見ると、やはり顔認証システムの精度には疑問を感じてしまいますね。しかも、不具合の矛先は医療機関に向かってきます。「国が作ったシステムですので、私たちでは直せないんです・・・」なんて言っても通じる人はわずか。医事課の職員は、マイナ保険証の問い合わせや機械の不具合に対応しなければならず、かえって業務が増えてしまいます。
そもそも、2,000近くもある全国自治体の、独自仕様で作られた基幹システムとマイナンバーの紐づけを短期間で終えることに無理があります。機械的に処理が難しく、手作業の範疇が多くなるだろうことは容易に想像できるため、むしろ時間を掛けて、精度重視でやらなければならなかったはず。
国民の信用は失われつつあるでしょうから、利用率の向上は当分見込めないのではないでしょうか・・・。
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マイナ保険証、不適切なひも付け293団体 全体の8.6%
上のニュース関連。マイナ保険証で不適切な紐づけがあった保険者が293団体に及んだとのこと。全体の8.6%、つまり10%近くの団体が該当するようです。
原因として「住所などを確認せずに登録していた」とありますが、やはり無理なスケジュールがそうさせたのでしょう。精度よりもスピードを優先した結果ですね。マイナ保険証については政府が総点検しているそうですが、信頼回復の道のりは遠い気がします。
ところで、以前このブログでもお伝えしましたが、東京都の医師団がマイナ保険証の義務化は違憲だとして国に提訴した件。今も係争中だそうです。
マイナ保険証を持たない人に発行する「資格確認証」については、当初の構想では1年の有効期間とされていましたが、これは期間が伸びそうです。度重なるシステムの不具合や係争中であることを踏まえればマイナ保険証の本格普及は当分先で、多くの人が資格確認証の対象になりそうな気がするのですが、果たして来年秋の医療機関はどうなっているのでしょうか。心配半分、楽しみ半分ですね。
電子処方箋、導入わずか2% 運用半年、実績伸び悩む
電子処方箋の運用が今年4月から始まりましたが、導入している医療機関は全国の2%に留まっている、とのニュース。こちらも、前提条件となるマイナ保険証の普及がまだまだなので、厚労省も苦戦していますね。
普及が進まない要因は、記事にもあるように、やはり導入コストに見合うベネフィットが少ないことだと思います。
患者側からすると、処方箋を持って歩く手間が省けますし、薬局では処方箋が即座に送られてくるため事前に調剤でき、待ち時間の短縮になります。メリットがあるいっぽうで、医療機関からすれば大きな旨味があるわけでもなく、その割には導入費や維持費が伸し掛かってくるわけです。マイナ保険証の対応をようやく終えた、という医療機関も多く存在する中、矢継ぎ早に次は電子処方箋だ、と言われても追いつかないでしょう。
そもそも今は、かつてない人手不足に悩まされています。日常業務を回すだけでも一杯一杯なところも多いわけで、そんな中でコストの掛かるシステムを入れろというのが無理な話。マイナ保険証義務化をきっかけに閉業する個人医院が増えている、というニュースがそれを象徴していますよね。
国はマイナカードの普及を急ぐ前に、足元のシステム整備をしっかり行い、国民からの信頼回復をまずは図っていただきたいなと思います。
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以上、医療情報技師の私が注目した、2023年7月のニュースでした。
医療情報技師の学会でも、電子処方箋関連のテーマが多くなってきましたね。コロナ禍以降、オンライン開催が普及し、全国の学会に参加しやすくなったのは良い変化でした。時間があれば、他県の学会に参加するようにしています。
猛暑が続いていますし、現地へ出張するよりもエアコンの効いた家でオンライン参加したほうがいいかもしれませんね。体調を崩されないよう、くれぐれもお気をつけください!
最後に
当ブログでは、病院に勤務するシステムエンジニアの私が、関係法令の改正やパソコンのトラブルシューティングなどをSE目線から紹介しています。
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