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3月も終わり、北海道もすっかり暖かくなって春の陽気を感じるようになりました。今年の桜開花予想は例年に比べかなり前倒しになる見通しだそうで、厳しい冬を長く過ごした北海道民にとっては嬉しいニュースです。
本州では桜は3月末に咲くので卒業式と重なるイメージでしょうが、北海道各地はゴールデンウィークのシーズンに満開を迎えます。なので、道民のソウルフードであるジンギスカンを花見しながら食べる、というのが春によく見られる光景。
えっ、ジンギスカンを食べたことがない? それなら、ふるさと納税を使って食べてみてはどうですか?
価格:10,000円 |
ラム(羊肉)は本州の人には馴染みないですよね。豚や牛に比べればやや獣臭さはありますが、肉肉しく、ほどよく脂ものっていて北海道では普通にスーパーで売っています。ぜひ、一度食べてみてはいかがでしょうか。
では本題。医療情報技師の私が注目した、2023年3月のニュースを3本紹介します。
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ランサムウエア注意、全国で被害拡大 県警「身代金払わないで」
ランサムウェアの被害が拡大しているようです。医療業界では、診療を数ヶ月停止する大被害がすでに数件発生しておりどの病院も今は神経を尖らせているところですが、社会全体にランサムウェアの魔の手が迫っています。
▼2022年10月に大阪急性期・総合医療センターが受けたランサムウェアの被害について、報告書がまとまりました。ぜひ一度読んでおきましょう。
個人的に、優先的に対策すべきは通信機器の脆弱性情報を確認することだと考えています。この記事ではウイルス対策ソフトの導入を促していますが、それはどの組織でも常識的に行われていることであり、今の時代にその手のソフトをインストールしていないのは論外。
クラッカー(悪意を持つハッカーの意)は、おそらく脆弱性のある機器を使っている組織の「リスト」を持っているのではないか、と私は考えています。そのリストにある組織の中で、セキュリティ対策の甘いところに付け込んで攻撃してくるのだと思います。リストをどうやって入手するのかは不明ですが、ランサムウェアが身代金を得るビジネスになる以上、そうしたリストを売り買いするマーケットがある、と考えざるを得ないのです。
こうした背景から、このブログでは通信機器の知識を少しでも身に着けるために、脆弱性情報からVPN機器について勉強する記事を起こしました。今後、いろんなメーカーを取り上げる予定ですので、よろしければお付き合いください。
電子カルテ、全国で共有可能に…政府の医療DXでパンデミックなどに対応
「電子カルテ情報共有サービス」という仮称で、全国で電子カルテの情報を共有するプラットフォームを作る、というニュースです。でもこれ、別に真新しい話ではありませんよね。
オンライン資格確認システム(マイナ保険証)によって、健康診断の情報や薬歴を取得できる仕組みがすでに実現しています。現時点で、各医療機関の電子カルテはオンライン請求回線を通じて全国と通じるネットワークが構築できていますので、ゆくゆくは情報共有する範囲を拡大させていく、という話です。
注目すべきは、記事中にある「工程表」ですね。4月には「医療DX(デジタルトランスフォーメーション)推進本部」で決定する、と書かれているので、来月の政府の動向をウォッチする必要がありそうです。
いやいや、さきに電子処方箋の対応が先じゃね?
私もそう思いますね・・・。
しかしマイナ保険証の導入義務化については、先月のニュースでもお知らせした通り都内の医師団が国へ訴訟を起こしました。義務化は既定路線であり、ひっくり返すのは難しそうですが、訴訟の結果によってはこの工程表が変わってくるかもしれません。マイナ保険証がらみの制度は目まぐるしく変わる状況ですが、しっかり動向を注視したいところです。
厚労省が電子処方箋推進協議会を設置、導入課題を洗い出し
電子処方箋の導入が全国的に進まないことを受け、医療機関、薬局、ベンダーが参画する協議会を国が設置して解決を急ぐ、とのこと。
急ぎたいのは分かるけど、課題は分かりきってるよね。
医師がマイナ保険証を違憲だと訴えてる時点で、導入が進むはずないですよね。
導入が進まないのはベンダーがマイナ保険証対応に追われているからだとか、半導体不足だとか言われていますが、そもそもこの制度自体に疑問符がついている状況では、なかなか本腰を入れて整備するには至らないでしょう。それに、一度システムを導入したら基本的に後戻りはできず、それを基盤として電子処方箋や先の電子カルテ共有につながっていくわけですので、月々にかかるシステムの維持費や管理体制など、先々のことも考えなくてはなりません。
ぶっちゃけ、どんな方向でも構わないけど「皆が足並みを揃えられる方針をしっかり決めてくれ」という感想です。
マイナカードも、申込期限を再々延長したらしいしね・・・
医療情報技師としては、「うちで電子処方箋を始めるから整備よろしくね」と院長から言われたときに、どのベンダーに何を頼めば良いのかを事前に調べておいて、とっさに動ける準備をしておきたいですね。
以上、医療情報技師の私が注目した、2023年3月のニュースをピックアップしました。
さて、来月からは新しい年度が始まりますね。今年はなにか新しい知識を勉強してみようか、と考えている方も多いのではないでしょうか。
4月には、新米の医療情報技師の方におすすめするスキルについて記事を書く予定です。よかったら参考にしてくださいね。
最後に
当ブログでは、病院に勤務するシステムエンジニアの私が、関係法令の改正やパソコンのトラブルシューティングなどをSE目線から紹介しています。
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