こんにちは。当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
管理人の白狐(しろぎつね)です。
Windowsの初期からOS標準搭載ブラウザとして多くの人に親しまれたInternet Explorerがバージョン11で開発中止となっており(セキュリティアップデートは別途)、MicrosoftがMicrosoft Edgeへの切り替えを推奨しているのはシステムエンジニアであれば周知のことですよね。
Internet Explorerはその長い歴史から、基幹系・業務系のシステムで依然現役として稼働しているところもありますが、革新めざましいWebの発展から置き去りにされ、使用が推奨されないソフトとなっています。具体的には、新しい制作技術を使って作られたWebサイトが閲覧できなかったり、または制限がかかったりします。
基幹系・業務系のシステムで稼働するぶんには問題ありませんが、インターネット閲覧などで使われるのはそろそろ卒業すべき時期と言えます。なぜかと言えば、Internet Explorerで一部のWebサイトを閲覧すると、強制的にMicrosoft Edgeに切り替わるようになったためです。
本記事ではこの現象について紹介していきます。
Internet Explorerを使っていると突然Microsoft Edgeに切り替わる
2020年11月以降、Internet Explorerで一部のWebサイトを開くと、強制的にMicrosoft Edgeが起動されてEdgeでサイトが開かれるようになっています(本記事執筆時点)。
▼この減少の詳細は下記記事が詳しいので、紹介しておきます。
どんな挙動になるのか気になる方は、試しにInternet Explorerでアップルの公式サイトを開いてみてください。
▼Internet Explorerでこんな画面が表示されます。
▼またMicrosoft Edgeでは、こんな画面が出て、Edgeに切り替えるよう促されます。
ジャンプする対象サイトは閲覧可能
Microsoftの公式サイトに、強制的にジャンプさせられるWebサイトの一覧がXMLデータで公開されています。このリストに登録されているWebサイトは、Internet Explorer非対応ということになります。
上記を開くとXMLデータが展開されます。このリストの中には、上記で確認した「apple.com」が確かにありました。
Internet Explorerから卒業するうえでの注意点
通常のインターネット閲覧にはInternet ExplorerからMicrosoft Edgeに切り替えて問題はありませんが、業務系システムやソフトウェアが稼働している端末では注意が必要です。
業務系システムには、システム要件として未だにInternet Explorerを求めるものが多く存在します。先進技術よりも、伝統的な要件や安定性を求めているためです。うっかりMicrosoft Edgeを使っているとシステムが正常に動かないなど問題が起きる可能性がありますので、もし切り替えるとすれば業務系システムのベンダーに問い合わせましょう。
以上、Internet Explorerを使っていると突然Microsoft Edgeに切り替わる現象について取り上げました。ご参考になればと思います。
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