米国では、インターネット接続された画像装置の83%がサポート切れのOSを搭載しているとのニュースがありました。
病院に限らず、鉄道や官公庁などの専門装置にOSが組み込まれているものについては簡単にアップグレードができません。できたとしても十分な動作検証が必要であり、そこまでしてアップグレードする必要性も特段ないためそのままとしているところがほとんどではないでしょうか。インターネットに繋がっていなければハッキングのリスクもなく安全なわけですから。
なので、院内の画像装置がインターネットに接続されていることが驚きですが、米国では一般的なのでしょうか。
ただ記事にある通り、最近はIoTということで外出先から自宅のあらゆるデバイスを操作できるスマート家電が注目を集めています。便利な半面、デバイスを制御するOSにはサポート切れのOSを使わないよう注意する必要があります。外部からの経路を増やすということはセキュリティに多少なりとも穴を空けることになりますので、サポート切れOSの脆弱性を突かれ不正に家電が操作されたり、IoTデバイスを入り口としてコンピュータに侵入されたりといったリスクを伴います。導入したら終わり、ではなくメンテナンスが欠かせないということですね。
例えば車だと車検という定期メンテナンスによって故障部品を発見して事故を未然に防ぐ手立てがありますが、コンピュータやIoTデバイスにはそうした決まりがないので、リスクに晒されていることに気付くことができない人も多いと思います。利便性だけでなく安全面にも注意を払いながら利用していきたいですね。
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