病院のSEとして10年以上働いている白狐(しろぎつね)です。
いよいよ年の瀬を迎えました。
振り返ると今年も病院はコロナに振り回された一年でしたが、ランサムウェアというコンピュータウイルスが医療業界を震撼させた年でもありました。
2021年10月に被害を受けた徳島県のつるぎ町立半田病院に始まり、大阪の病院、そして今回紹介する金沢の病院と、サイバー攻撃のリスクが次々と表面化しています。これまで電子カルテは閉域網にあることからセキュリティ対策の優先度は低く見られていましたが、相次ぐ被害にもはや対岸の火事では済まなくなっています。
これに合わせて、厚生労働省は医療機関向けのセキュリティ教育支援サイトを設立したり、診療録管理体制加算を算定する400床以上の病院については専任の医療情報システム安全管理者配置を義務付けたりと、対策を急いでいます。
そこで今年最後の記事は、医療機関にまつわるセキュリティ関連のニュースで締めくくりたいと思います。
2022年も当ブログをご覧いただき、ありがとうございました!
続きを読む