病院の情シスで働く医療情報技師の奮闘記

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人手不足時代の40代: 退職までの働き方

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お久しぶりです!病院のSEとして10年以上働いている@whitefox21seです。最近仕事が忙しく更新頻度が落ちてしまいました…。

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40代に突入すると若かりし頃のギラギラ感は消え、定年までどう働くかを意識する方もいるのではないでしょうか。今のペースで働けるか、定年までどのポジションに居座るか…など体力や居場所を考えざるを得なくなります。退職までの働き方に道筋がつくのが40代、と言うことができるかもしれません。

 

人手不足の現代であっても、40代からの転職は非常に厳しく、希望の職に就くのはなかなか難しい状況です。同年代の職員が去り、気付けば40代は自分ひとり…という状況になってから、「自分はこのままで大丈夫だろうか?」と焦りだす人も少なくないと思います。

 

人手不足に久しい今は、職場でリストラされるなどということは考えにくい時代。そのため職を失うことはないでしょうが、組織内の椅子には限りがあるため、ポジションは競争の中で勝ち得るしかありません。そこでおすすめなのが、30代のうちから将来のポジションを考えた働き方をすることです。

 

30代からポジションづくりを考える

30代からのポジションづくりがおすすめな理由は、注力すべきポイントを明確化できるからです。20代にはない豊富な経験を持ち、40代よりも精力的に働ける30代は、スキルの礎を築き、その上に確かな実績を積み重ねていける年代。将来の方向性を考えたスキルアップを考え、ポジションの道筋がつけられる年代とも言えるわけです。

 

ポジションを明確化することで、無茶な異動や配置転換から逃れられるメリットもあります。あまりに畑違いの分野に配置転換されると、大変な労力を伴うだけでなくモチベーションの低下にもつながります。頻繁には起きないことかもしれませんが、どこも人手不足が深刻なため、業務が回らなくなればそうしたことも起こり得ます。

 

例えば私の場合、初めから情シスとしてしか働きたくなかったので、ITの専門家としてのポジションをアピールするように仕事してきました。元SEだったので、いずれ情シスに配属されることは分かっていましたが、保証されていたわけではありません。部署の統廃合があるかもしれませんし、病院の運営体制が変われば配置転換もあるかもしれないと考えました。

私が居ることでITに関わるさまざまな問題をクリアできる、ということを意識して仕事してきた結果、情シスとしてこれまで10年勤めることができ、またこれからもこのポジションを維持できると思っています。ちょっとやそっとでは他者に出し抜かれない自信も身に付きました。

 

そうした立ち位置を築けたのも、ITの専門家としての実績を職場で積み上げてきたから。私以外を情シスに配置することは考えられない、という印象を経営層にアピールした結果と言えます。積み上げには長い期間がかかるので、30代のうちにしておくべき、というのが私の持論です。

 

40代になると退職までの道筋が見えてくる

私はアラフォーですが、この年になると退職までの道筋が決まるというか、これから院内でどのような立ち位置に収まるかが見えてきます。立ち位置が決まると、この年齢から畑違いの仕事に就いたり、一から未経験の仕事を始めたりするようなことは無くなります。

逆に立ち位置が曖昧だと、人手不足の部署に突如ヘルプとして駆り出されたり、短期間でいろんな部署を回されたりなど、一貫性のない人事に振り回されることがあります。

 

もちろん、なかには管理職としての腕を買われ異業種の課長職を任されたり、さらなるステップアップのために未経験の仕事を命じられたりなどもありますが、節度ある範囲に収まるはずで、乱暴だと感じるような雑な人事異動は受けないはずです。

なぜなら、安定した立ち位置にいる人は、そのまま置いておくほうが組織にとってプラスだから。一定のパフォーマンスをコンスタントに発揮してくれる人をわざわざ異動させ、組織のバランスを崩すリスクを取るメリットがないわけです。

 

立ち位置を築くことで定年まで安心して働ける

組織内で足場を固めると、部下に抜かれたり、同僚から立場を奪われたりする危険も低くなり、安心してスタッフの教育や指導に当たることができます。この点が結構重要だと思っています。ポジションが固まらないと、組織の都合で意に反する異動をさせられたり、よく分からない仕事を急に任せられたりして、行く末が不安になります。いつまた異動させられるか分からない状態では、人事ばかりが気になって仕事に打ち込めないでしょう。この先、どんな部署で、どんな人と、どんな仕事を任されるのかが不透明では、定年までの働き方が不安になってしまいますよね。

 

組織としても、40代の職員には新規事業の立ち上げやプロジェクトチームのリーダーなど、確かな知識と管理能力が必要とされる仕事を任せようとするはずです。そうした能力は一朝一夕では身に付かず、経験によって培われるもの。だからこそ、30代のうちから積極的に吸収し、我が物にしていくことが大切だと言えます。

そうした経験に乏しい場合は、上司からの指示を待たず、自ら立候補することも必要です。若いうちからポジションづくりを意識することによって、「この仕事をやり遂げたらこんなスキルが身に付いているだろう」という目論見を持って取り組めるわけです。受け身で漫然と仕事をこなすよりも、はるかに多くの知見を得られるはずです。

 

以上が私がおすすめする、30代から将来のポジションを考える働き方です。

私もまだまだ勉強の身であり偉そうなことは言えませんが、病院で10年以上働いてきて、あまりにも雑な人事異動の餌食になった人たちを見て、「自分は情シスで食っていく」決意のもと仕事をし、今に至っています。同じ考えの人の参考になれば幸いです。

 

 

 最後に

当ブログでは、病院に勤務するシステムエンジニアの私が、関係法令の改正やパソコンのトラブルシューティングなどをSE目線から紹介しています。

 

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