こんにちは。このブログに訪問いただきありがとうございます。
この記事に興味を持った方は、30代くらいの年齢でIT企業からの転職を考えている方だと思います。
私は大卒で都内のIT企業に入社し、7年ほど勤めました。ありきたりな話ではありますが、21時終業は当たり前で1時間の通勤時間を経るので、日付変わる頃に帰宅することもしばしば。けれど大学で学んだことをフルに活かせるやりがいのある仕事だったので充実していました。
その後わけあって北海道に戻ったのですが、地元の田舎に自分が求めるIT企業はないに等しく、初めは仕事選びに悩みました。情シス(※注:情報システム部の略)の仕事の一つで社内SEという職業があることを知っていたので、今の時代どの会社組織でも必要なのでは?と思い調べているうちに今の仕事である、病院内システムエンジニアに辿り着いたのです。
そこで、私と同じように転職を考えている方に、病院にシステムエンジニアとして勤務することになったきっかけをお伝えしたいと思います。
きっかけ① エンジニアの経験を活かしたかった
私は20代後半で転職したのですが、「システムエンジニアとして積んだ知識・経験を活かしたい」ことが譲れない思いでした。田舎では選べるほど仕事がなく、泣く泣く畑違いの仕事に就く人もいることも分かっていました。しかし大学を出てまで学んだ情報処理の分野でどうしても働きたい、という強い気持ちがあったのです。
病院内のシステムエンジニアはあくまでSEとしての採用ですので、IT企業の経験が武器になります。転職を考える方には、ここは自信を持っていただきたいところです。
医療業界が未経験であっても、採用されてから資格の勉強をし、経験を積みさえすれば問題ありません。実際、私がその道を辿ったのですから大丈夫です(笑)。別記事で詳しく書きましたので、興味があればこちらの記事をご覧ください。
きっかけ② 転勤のない仕事に就きたかった
田舎に戻ってきて、仕事探しと同時に意識し始めたのが結婚でした。
地元に住むということは、つまりそこで根を張って生きていくということ。20代後半の私には結婚願望が現れ、同時に「転勤のない仕事」に就きたいという気持ちが強くなったのです。
きっかけ③ 安定した仕事に就きたかった
きっかけ④ 社会貢献を実感できる仕事がしたかった
ちょうど私が転職を考え出した頃と同時期に、東日本大震災が発生しました。都内高層ビルの上層階にいた私も被災し、眼下に広がるビル群があり得ないほど大きく曲がるのを目の当たりにして、「もしかしたら今日ここで死ぬのか?」と本気で感じました。
その後交通機関が麻痺し、携帯電話もつながらなくなり家族との連絡も出来ず、会社からも数週間の自宅待機を命じられ、一人でいる時間が長くなるなかで、「いざというときには家族とろくに連絡もできないんだ」「自分の仕事はいったい誰の、どんな役に立っているのか」と考えるようになりました。
もちろん、どんな仕事もお金をもらっている以上は社会的役割を果たしています。しかし私は、はっきりと社会貢献が実感できる仕事がしてみたい、と思うようになったのです。
結局は、自分で選んだ道を楽しめるか
以上4つが、私が病院へ転職したきっかけです。
ヒップホップの歌詞みたいですが、どんなきっかけにせよ結局は「自分で選んだ道を楽しめるか」に尽きると思います。
私が勤務していたIT企業では仕事中の職員同士の会話はほぼなく、皆が一日中黙々とキーボードを叩いている状態。ちょっとでも立ち話しようものなら「仕事中何してるの?」と厳しく注意され、息苦しく張り詰めた雰囲気がありました。
今の職場では仕事柄、職員としょっちゅう会話しますし、LANケーブルの配線作業やルータの設置作業などフィールドワークも多めです。病院なので患者さんやそのご家族、業者など多くの人が出入りするため静かなことはまずありません。私は今の職場、情シスという仕事の方が性に合ってるなと思いますし、楽しめています。
転職前と後とのメリット・デメリットを自分なりに分析し、納得のいく判断をしましょう。
最後に
当ブログでは、病院に勤務するシステムエンジニアの私が、関係法令の改正やパソコンのトラブルシューティングなどをSE目線から紹介しています。
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