病院の情シスで働く医療情報技師の奮闘記

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もういい、休め…SEを辞めて病院で働いたら天職だった話をするよ

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病院のSEとして10年以上働いている白狐(しろぎつね)です。

 

SEの仕事に疲れ果てていますか? 私がIT企業に勤めていたのは10年以上前ですが、当時SEと言えば高給の代わりに激務な仕事でした。早朝に出勤して深夜に帰る日々を何年も過ごし、給料に不満はなかったですがこんな生活をこの先ずっと続けるなんて無理だ・・・と思っていました。(働き方改革が進んだ今はどうなんでしょうか??)

 

ところがSEを辞めて地元の北海道に帰り、まったくの畑違いである病院で働いたら実はコレが天職だったのです。今回は、そんな私の「転職」ならぬ「天職」エピソードを紹介します。

 

SEから異業種へ行ったり、都会を去って地元に帰ったりするには勇気がいるもの。転職するか悩んでいる方にとって何らかの気付きになれば嬉しいです!

 

目次

 

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SEを辞めた時はこんな状況でした

 

私が転職したときの状況はこんな感じです。どこにでもいる、典型的な量産型サラリーマンSEでした。

 

年齢・・・30歳手前

性別・・・男

結婚・・・独身

勤務先・・・大手IT企業の下請け

特技・・・これといって無し。SEの癖に、どちらかと言えばコーディングも苦手。

 

コーディング苦手なら、なんでSEになったんだ?

 

ですよねー。パソコンが好きという理由だけで選んだので、安易な考えでした・・・

 

SEを辞めたかった理由は、ブラック労働で身が持たないと思ったのと、自分には向いてないと悟ったから、でした。労働がキツイだけならまだ踏ん張れたのですが、SEとしての自分の能力や資質に疑問を感じたのが大きかったです。

 

中学生の頃からパソコンが好きだったので大学卒業後はIT企業に就職しましたが、いざSEの仕事をしてみるとさっぱり振るわない。プロジェクトのスケジュールを守れず足を引っ張るばかりで、先輩や同僚に手助けしてもらいながら、ようやくアウトプットができる有り様。遅れをカバーするために平日は残業祭りで、ときどき休日も出ました。

こんな状況だったので、当然ながら休日は泥のように眠るだけ。勉強してスキルアップする時間など持てず、やっとの思いで平日を乗り切る毎日。月曜日がただただ憂鬱で、これが一生続くと思うと吐き気がしました。

 

 

中途半端に諦めの悪い性格なので、「勉強して能力を磨けば、この悲惨な状況は脱出できるはず」と歯を食いしばっていた時期もありましたが、状況は一向に改善しませんでした。ただただ精神を擦り減らし、心が病んでいくばかり。暴飲暴食で体型は激変し、顔はむくみっぱなしで、見た目も明らかに荒んでいましたね。

 

そんな毎日が続いていたので、会社を辞め、SEすら辞めることも考えるように。うだつが上がらないままSEを辞めるのは甘えではないか?と自問もしました。同僚からは「配属を変えてもらえ」とアドバイスされ、上司からは「今まで世話してくれた人を置いて逃げるのか?」などと攻められ、返せる言葉がなくずるずると決断を先延ばしし、気付いたら転職を考え出してから1年経っていました。

 

▼私が「IT業界をやめて良かった」と思った理由と、病院のSEになって得たものをこちらの記事でまとめています。病院のSEになったら何が変わるのか、興味のある方はぜひ併せて読んでみてください!

 

whitefox21.hatenablog.com

 

 

優秀な先輩から言われた一言で、決心が確信に変わった

 

転職してよいのかどうか揺らぐ中、決め手となったのは「今の時代、1つの会社しか知らないのはむしろリスクだ」という考えでした。

 

周知の通り日本の終身雇用制度は過去のものであり、1つの会社に一生勤め上げる時代は終わっています。欧米と同じように、転職を重ね、いろんな仕事を経験することでキャリアアップしていく時代

1つの会社に長く居ると、常に会社のルールに従い、同じルールに従う人間と一緒にいるため、「会社のルール=世の中のルール」のように感じてしまい、客観的な見方がしにくくなります。考え方が凝り固まり、上司の言うことが世間の常識とすら思えてしまいます(特に若いうちは)。

年を取れば取るほど新しい環境への順応が難しくなり、身動きが取れなくなる。だからそうなる前に転職すべきだ、と考えました。

 

 

そう考えて転職する決心がついたわけですが、とはいえ初めての経験だったので、いざ退職日が近づくと「本当にこれで良かったのかな・・・」と不安も増幅しました。中には、わずかながら退職を惜しんでくれる人もいて、後ろ髪を引かれる思いもしました。しかし、私を厳しく指導していた先輩社員がかけてくれた言葉によって、それは打ち消されたのです。

 

俺はこの会社にしがみつくことしかできないけど、君は地元に帰っても頑張ってね

 

この一言は、退職から10年以上経った今も忘れることが出来ない、印象的な言葉でした。なぜなら、優秀で非の打ち所がないと思っていた人から言われたからです。「しがみつく」という表現に、ただただ驚きました。一回り以上も年上の先輩でしたし、どうせ嫌味しか言われないだろうと思っていたので、あまりにも意外な発言でした。

 

こんなにデキる人でも、自分では会社にしがみついていると感じているんだ・・・

 

と思うと、なんだか救われたような気がして、やっぱり若いうちに転職しておいたほうがいい!と自分を後押しできました。決心が確信に変わった瞬間でした。

 

 

▼転職は幾つになっても出来ると思いますが、やはり若ければ若いほど有利なのは確かです。私が20代のうちに地元へUターンして良かったことをこちらの記事でまとめました。年を取ってから「若いうちに転職しておけばよかった・・・」と後悔したくない20代の方は、参考にしてもらえたら嬉しいです。

 

whitefox21.hatenablog.com

 

 

病院の仕事は仕方なく始めた

 

今思うとかなり無謀でしたが、転職先を決めずに退職しました。そのため地元に帰ってから仕事を探したわけですが、ある程度覚悟はしていたものの、やはり仕事の少なさに愕然とします。田舎なので、希望の仕事などまったくないわけです。かといって、曲がりなりにも情報系の大学を卒業した自分が、一般的な事務職や肉体労働の仕事に就くのは耐え難いものがあります。しかし起業する勇気もない・・・。

 

何の仕事をするか悩んでいた頃、検査技師として病院で働いていた友人と飲んでいたときに、ふと興味本位で「病院にもSEっているの?」と聞いたのが、院内SEを知ったきっかけです。どうやら、機械の調子がおかしいときに連絡する人がいるようだ。藁にもすがる思いで転職サイトやブログで情報収集しているうちに、病院に勤務するSE、つまり院内SEに行き着いたのです。

 

 

しかし院内SEは求人が少なく、全国的に見てもそう多くはありません。数ある転職サイトを漁ってみても地元の求人はゼロ。いくら探しても見当たりませんでしたが、病院で動くシステムがある以上、管理者はいるはずで求人が出ていないだけだろう、と踏んでいました。

そこで戦略を考え、「まずは病院で働く」ことに方向転換することに。なんとかして病院に入り込み、いずれ院内SEのポジションにつければいいや、という考えで転職活動を始めました。

 

そこで狙いをつけたのが、医療事務でした。

 

▼SEからすると、病院ってどんな職場なのか謎ですよね。病気や怪我をしなければ行くことのない場所ですし、なるべくなら世話になりたくないところ。陰湿で、閉鎖的で、窮屈・・・そんなイメージを持つかもしれませんが、これが意外とそうでもないんですよ。IT企業と病院の両方を経験した私が感じた、病院のイメージとのギャップをこちらにまとめました。

 

whitefox21.hatenablog.com

 

 

未経験ながら、事務職として病院への就職に成功

 

病院で受付や会計業務を行う部署が「医事課」務)です。医事課のスタッフはどの病院にも必要で、職員の入れ替わりも多いため、しょっちゅう求人が出ています。

片っ端から医事課の求人に応募した結果、なんとか病院に採用してもらうことができました

 

医事課の求人応募に必要な書類は履歴書くらいですが、私はSEの職歴をアピールしたかったので、求められてもいない「職務経歴書」を勝手に添付して送りました(笑)。「誰か一人くらい注目してくれ!」なんて願いを込めながら。

 

 

この「職務経歴書」は、これまでどんな開発に携わってきたか、どのプログラミング言語を扱えるか、何の資格を持っているかなどを1枚のレポートにまとめたものです。

今にして思えば、扱えるプログラミング言語をアピールしても採用担当者が理解できたとは思えませんが(失礼な話ですが)、とにかく「自分の色はSEなんだ」ということを主張したかったわけです。

 

それから数年間、SEの仕事から離れて、医療事務として働きました。

 

▼SEにとって医療事務は「ただの事務仕事」と思うかもしれませんが、やってみるとコレが意外とハードワーク。SE時代には経験したことのなかった朝帰りも医療事務で経験しました・・・。医療事務の仕事に興味が湧いたら、ぜひこちらの記事も読んでみてくださいね。

 

whitefox21.hatenablog.com

 

 

病院のSEはハマり役だった

 

医療事務として修行を積んだあと、晴れて念願の院内SEになることが出来ました。

 

院内SEの仕事は、病院で稼働するシステムを安定稼働させること。トラブルがないか日々点検し、障害が起きたら速やかに復旧させ、医療従事者からの問い合わせに的確に答えるのが仕事です。

 

これが、コーディングが苦手でSEに向いてなかった私にとってハマり役でした。SEはデスクワークが中心ですが、院内SEは診察室や病棟に呼ばれて駆け回ることが多く、フィールドワークも多い仕事。パソコンと向き合うよりも、職員にパソコンの操作方法を教えたり、システムの改善点についてヒアリングしたりなど人を相手にすることが多くあります。

 

 

やってみると案外面白くて、実際にこの仕事に就いてみて「自分はこんな仕事がしたかったんだ」と思い知りました。まさに天職だったわけです。

 

好きだと思って始めた仕事が実は向いていなかったり、仕方なく始めた仕事が好きに変わったりすることはよくある話です。自分のことは意外とよく分かっていないもの。だからこそ、「こんな仕事しかしたくない」と選択の幅を狭めることをせず、いろんな仕事にアンテナを張ってみると、案外天職にたどり着けるのかもしれません。

 

「結局、病院のSEってどんな仕事なのよ?」と思ったら、こちらの記事をご覧ください。医療業界で働いたことのない方にとっても分かりやすいように、噛み砕いて説明してみました。

 

whitefox21.hatenablog.com

 

 

もういい、休め。性に合わない仕事は辞めて、自分のために仕事しよう

 

先に登場した先輩社員のように、会社から逃げずに残った人は、実はしがみつくしか道がなかった人かもしれません。それは当人しか分からないことですが、言いたいのは、会社を辞めるのは逃げでも甘えでもない、ということ。

いくら退職を引き止められたとしても、会社の人は自分たちの身を守るために発言しているに過ぎません。辞められたら自分の仕事が増えたり、責任を取らされたりするから言っているのであり、あなたの人生を考えて言ってくれる人などいないでしょう。

 

夢のない話をしてしまいますが、会社というのは誰が抜けても業務が回るように出来ています。自分が抜けたら経営が傾くなんてことはありませんし、仮にそうだとすれば、それにふさわしいだけの処遇を普段から受けているはず。そもそも辞めたいなどと思わないはずです。

 

例えば、高収入の代表格である医師。給与が高いのは命を扱う仕事だからという理由もありますが、シンプルな理由は、医師がいなければ経営が傾くからです。どれだけ優秀な看護師や事務スタッフが揃っていようが、診察できる資格を持つ医師がいなければ病院は成り立ちません。診察をせずに病院が報酬を得ることは出来ないからです。また医師の代わりは医師しかおらず、代替えや欠員補充も容易ではありません。だからこそ、医師の報酬は高いわけです。

 

自分のことを第一に考え、大切にしてくれるのは、自分しかいないと思います。ですから、去る会社に後ろめたさを感じる必要はないですし、むしろキャリアアップするための踏み台くらいに考え、思い切って行動したほうが、新しい道を切り拓いていけると私は思います。

 



 

以上、SEを辞めて病院で働いたら天職だった話をさせていただきました。

 

働き慣れた世界を離れ、異業種へ行くことは勇気がいることですし、会社を辞めるのは後ろ髪を引かれる思いがします。しかし社会人として40年間働くことを考えれば、30歳で転職するとしても残り30年働かなければならないわけで、遠く長い道のりです。苦手で嫌な仕事を30年続けて心身をすり減らすよりは、思い切った決断をすることで最初は苦労するかもしれませんが(私が医療事務を数年経験したように)、あとあと後悔しないんじゃないか、と思います。

 

院内SEの仕事に興味を持ったら、ぜひ求人を探してみましょう! この仕事はもともと求人数が少ないため探すにはややコツが要るのですが、効率よく情報収集する方法をこちらの記事で詳しく説明してあります。ぜひ参考にしてください。

 

whitefox21.hatenablog.com

 

記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

院内SEについてもっと詳しく知りたい方は、下記の特集ページにて院内SEの年収、仕事内容、やりがい、将来性などあらゆる情報を現役目線からまとめています。この仕事を初めて知った方には何かしら持ち帰れるものがあるはずですので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね!

 

 最後に

当ブログでは、病院に勤務するシステムエンジニアの私が、関係法令の改正やパソコンのトラブルシューティングなどをSE目線から紹介しています。

 

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