病院の情シスで働く医療情報技師の奮闘記

院内SEの、院内SEによる、院内SEのための総合情報ブログ。毎週更新、現場の「生」の情報をお届け!

院内SEの、院内SEによる、院内SEのための総合情報ブログ。毎週更新、現場の「生」の情報をお届け!

メインメニュー
中古パソコンで値上げを乗り切る!失敗しない買い方・選び方
院内SEになるためにおすすめの転職サイト
未経験から院内SEになるには?独学可能なスキル【SE編】
未経験から院内SEになるには?独学可能なスキル【医療事務編】

PHS終了!インカムを病院に導入する理由とおすすめを紹介

院内SEの知名度向上のためブログ定期更新中!院内SEについて知りたい方は、ぜひ人気記事もご覧ください。

 人気記事を見る


上手に中古パソコンを買って値上げを乗り切ろう! コツをこちらで紹介しています!

 中古パソコン特集ページへ

f:id:whitefox21:20220225102748j:plain

 

こんにちは。当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

管理人の白狐(しろぎつね)です。

 

以前当ブログでも取り上げたとおり、PHSの一般向け公衆サービスが2021年1月で終了しました(当初は2020年7月でしたが新型コロナウイルスの影響で延期)。

 PHSのサービスが2020年7月で終了【スマホ化?】 

 

「終了した」というのは、あくまで「一般消費者向けのサービス提供が終わった」ことを意味しています。かつて高校生に大ヒットし一世を風靡したPHSも、今や利用者はほとんどおらず、国内では唯一ワイモバイルが取り扱っていました。

 

というか、今の若い人だとPHSそのものを知らないですよね・・・。

 

このサービスが終了したことを受けて、実質的に「PHSが終了した」と言われているわけです。

 

病院では院内の連絡手段として今もPHSが主流ですが、これが直ちに使えなくなるわけではありません。病院のPHSサービスは、一般消費者向けとは別に提供されているからです。

 

しかしそうとは言え、これからはPHSの規格自体が衰退していくでしょうから、いずれは次世代の院内通信インフラを考えなくてはなりません。

 

最近よくインカムという言葉を耳にします。以前からホテルや飲食店で使われていましたが、PHSが廃止に向かう今、代わりの手段として病院においても注目されています。

 

そこで今回は、PHSの代替手段となり得るインカムを病院に導入する理由と、おすすめの商品を紹介したいと思います。

 

 

目次

 

◆応援してくださる方へ◆
院内SEの知名度向上を目指し、ブログを定期更新中!
応援してくださる方は、励みになりますので「人気ブログランキング」ボタンのクリックをお願いします!


転職・キャリアランキング

 

併せて読みたい  ツウはこう選ぶ!後悔しないパソコンの選び方

 面倒臭がりにおすすめ!初心者でもできる時短バックアップ【Windows10対応】

 パソコンがすぐ壊れる人必見!すぐ実践できるおすすめの使い方

 

そもそも「インカム」とは?

インカムとは無線機(トランシーバー)のことを差します(Wikipediaによると厳密には違うようですが、ほぼ同意義と捉えてよいでしょう)。

 

「インカム」の意味する範囲は広い

余談ですが、「インカム」は多義語であり、いろんな意味を持ちます。

英語のincomeは直訳すると「収入」で、「ベーシックインカム」なんて言葉がありますよね。

また、スマホのディスプレイ側にあるカメラのことをインカメラ=インカム、なんて言い方をしたりもします。

 

トランシーバーと言うと以前はタクシー無線やイベント会場でしか見かけないイメージでしたが、最近では居酒屋や売り場の広いお店などでも、マイク付きイヤホンをしたスタッフを見かけるようになってきました。

 

「お客様来店でーす!」「○○(自分の名前)対応しまーす」なんていうやり取りを見たこと、ありますよね?

 

 

▼トランシーバーと言えばこんなイメージではないでしょうか。

f:id:whitefox21:20200924170105j:plain

病院・医療機関・福祉施設におすすめの無線機・インカム・トランシーバー

 

併せて読みたい

 Emotet(エモテット)に気をつけろ!実際のメール例も紹介

 病院でもメールの添付ファイル(PPAP)は禁止すべき理由

 個人情報が漏洩されたらどうする?私はこうして対策します

 

インカムが注目される理由は「Bluetooth」

トランシーバーは昔からありましたし、なぜ最近になっていろんなシーンで使われ始めたのか、疑問に思うところです。

 

理由の一つとして、Bluetoothの普及が考えられます。

 

これは、バイク愛好者向けのインカムを見てみると理解しやすいと思います。

 

 

上記の製品は、Bluetoothで6人が同時に接続し、会話を共有できます

Bluetoothはイヤホンやスピーカーの無線接続によく使われる技術なので、1:1で使うイメージを持ちやすいですが、1:多も技術的には可能ですので、その利点を活かした製品と言えます。

 

一般的なトランシーバーは見た目からしてメカニックで取っ付きにくく、素人には扱いにくい印象がありますよね。

さらに取り扱いには免許が必要で、近距離用途の「特定小電力」タイプであれば免許不要ではあるものの、通話相手とチャンネルを合わせたり、「どうぞ」と言って通話権を渡したりなど、独特の制約もあります。

 

通常のトランシーバーは素人が日常的に使うには敷居が高いわけです。

 

 

反面、簡単なボタン操作のみでインカム同士をペアリング(トランシーバーで言うチャンネル合わせのようなもの)ができ、電源を入れればすぐに相手と通話できるなどBluetoothには手軽さがあります。当然ながら無線の免許も要りません。

 

便利なのは、スマホとの連携機能ですね。例えばバイク用インカムでは、スマホアプリとの連動で、例えばGPSナビ(Googleマップなど)の音声ガイドを聞いたり、音楽を再生したり・・・といった、多目的の用途にも使うことができて便利です。

 

 

併せて読みたい  病院にもAIって関係ある?→波はもう、来ています。

 サイバー保険とは?事故例とともに病院での必要性を考える

 テレワーク時代に備えるべき病院のセキュリティを考える 

 

Bluetoothは便利だが通信距離が短い

そんな便利なBluetoothにも弱点があります。それは通信距離が短いこと

 

一般的には10mと言われており、一部屋くらいの範囲内でしか使えません。Bluetoothには規格のバージョンがあり、年々技術が向上していますが、例えば下記バイク用インカムの通信距離は500~800mと記載されています。これはおそらく理論値であり、かつ障害物のない直線距離での話でしょうから、病棟が広い場合は不向きかもしれません。

 

 

そもそも、Bluetoothは数mほどの非常に短い距離間で通信することを想定して作られたので、あまり長距離の用途には向いていません。しかしワイヤレスイヤホンやワイヤレススピーカーがこれだけ普及し、Bluetoothがメジャーな規格になってきている今、これからさらにどう発展していくかが注目されます。

 

Bluetoothの広まりにより、古くからあるトランシーバーが「インカム」という名前で注目を集めているところですが、医療現場で使うには通信距離の課題もあるため、バイク用インカムのような使い方はあまりされていないのが現状。

 

インカムを導入するなら、従来の無線規格のものや、このあと登場する「IPトランシーバー」が選択肢となります。

 

 

併せて読みたい  壊れにくいパソコンメーカーは結局どこ?おすすめの見分け方

 業務用ならYAMAHAのルータ!おすすめを紹介【院内LAN】

 病院も直面するサイバー攻撃。備えるべきコンピュータウイルス対策を考える

 

インカムを病院に導入する理由は「耐久性」

インカムはイベント会場や工事現場など、動き回る場所で使うことを想定しているため、耐久性に優れているのが魅力。インカムが病院に向いている理由と言えます。

 

医療現場向けのインカムを販売しているエクセリの製品がおすすめできますので、見てみましょう。

 

多少ぶつけたり落としたりしても壊れない頑丈さを備えるほか、防塵・防水機能やアルコール消毒液での清拭も可能など、医療現場での厳しい環境にも耐えられる作りになっています。

 

特に新型コロナウイルスが猛威を振るっている今は、アルコール消毒できる点は強みですよね。 

 

www.exseli.com

 

院内PHSの代わりとして、ナースコールと連動するスマホがよく取り上げられますが、全面ガラス張りのスマホだけに扱いには注意が必要です。

 

看護の現場では、手袋を着けていて素手で触れない、手を洗ったばかりで滑りにくく画面が反応しない、といったシーンがあります。胸ポケットに入れたスマホが滑り落ちて壊れる、といったことも起こるでしょう。

 

現場仕事で忙しい看護師にとっては、気をつけていてもついうっかり手が滑って落としたなんてことはよくあること。「壊れやすいから気をつけてね」と言う方が酷であり、それなら壊れにくい機器を最初から用意するほうが適切と言えます。

 

個人的には、医療現場の機器に求められるものは機能性よりも耐久性だと考えていますので、インカムは将来的な院内PHSの代替手段として期待できます。

 

 

併せて読みたい  病院内SEから見た、脱はんこが病院に与える影響 

 ドコモ口座事件から学ぶ、押さえておきたい暗号化の新常識

 オンライン会議で困ったこと5選! トラブル回避のやり方を紹介!

 

低コストを求めるならIPトランシーバーも選択肢

院内PHSのもう一つの代替手段として、IPトランシーバーがあります。通信網に公衆電波ではなく院内LANを使うタイプで、これも広義の意味ではインカムになるでしょう。

 

f:id:whitefox21:20200924170507j:plain

IP100H IP100FS IP1000C | 製品情報 | アイコム株式会社

 

 

要件が合えば既設の院内LANに相乗りできる(=導入コストが安く済む)ため、IPトランシーバー用のルータを取り付ければ、使い始めることができます。

 

ルータを取り付けるだけとは言っても、実際には何台も設置し、院内の隅々まで無線LANの電波が届くか実地で確認しなければならないため簡単には行かないでしょうが、早急にPHSを止めてほかの通信手段に変えたい、という場合は十分選択肢に入ると思います。

 

IPトランシーバーは単体で買っても使えませんので、管理端末やネットワーク機器などを含めた一連の製品をソリューションとして導入する形になります。

興味のある方は、例えばアイコム社に問い合わせてみましょう。

 

 

 

以上、2021年1月で一般向け公衆サービスが終了したPHSの代替手段として、インカムをご紹介しました。

 

病院でのPHSのニーズはまだまだ高く、すぐになくなることはないでしょうが、いずれは考えなくてはなりません。病院内SEとしてはこうした話題にもアンテナを張り、情報収集しておきたいものです。

 

 

 最後に

当ブログでは、病院に勤務するシステムエンジニアの私が、関係法令の改正やパソコンのトラブルシューティングなどをSE目線から紹介しています。

 

面白いと思ったら、ぜひブラウザにお気に入りの登録をお願いします!

人気記事もぜひ読んでいってくださいね。

 人気記事を見る

 

▼面白かったと思って頂けたら、ぜひ下の「人気ブログランキング」のボタンを押してください!

 
転職・キャリアランキング

©病院の情シスで働く医療情報技師の奮闘記 All Rights Reserved
プライバシーポリシー・ お問い合わせ