こんにちは。当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
管理人の白狐(しろぎつね)です。
3月25日、厚生労働省がオンライン資格確認(マイナンバーカードによる健康保険の認証)の本格運用を延期する、との報道が流れました。本制度は3月から始まっており、早い医療機関ではすでに運用されていますが、保険情報の取得にトラブルが相次いだことを受けたものです。
▼NHKの報道。はてなブックマークの多さが注目度の高さを物語っていますね。
マイナンバーカード取得率の低調、コロナ禍、世界的な半導体不足によるノートPCの供給不足に続き今回のシステムトラブルと、オンライン資格確認は受難続きのように見えます。国はマイナンバーカードの取得率向上に躍起になっており、先日からカードの発行申請書が国民へ郵送されていたりしますが、依然低いままとなっています。発行相談窓口が市役所などに設けられているものの、コロナ禍にあってはわざわざ出向く気持ちにもならず、国民は「今じゃなくてもいいよね」と思っているのが実態ではないでしょうか。
さらには、国民的アプリとも言えるLINEの情報漏洩問題が取り沙汰され、個人情報への国民の関心はますます高まっています。自治体は住民サービスの予約などで使っていたLINEを次々と利用停止していますし、自治体が止めるということはそれだけ問題が大きいものだと受け止められますから、「安心だと思って使っていたサービスが実はそうではなかった」となり不信感が拭えなくなります。オンライン資格確認システムで同じようなことが起きないのか、という不安も出てくるでしょう。
とはいえ、マイナンバーカード1枚でコンビニでの住民票発行や保険証確認ができるなど利便性が高まることに違いはありません。セキュリティ対策をしっかり施した上で、オンライン資格確認システムが導入されるのを願うばかりです。
▼なお、医療機関がオンライン資格確認を導入する場合は3月末までに申し込むことで補助金が助成されます。下記記事で取り上げましたので、ご覧ください。
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