病院の情シスで働く医療情報技師の奮闘記

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家庭での防災対策~災害に備えてできることは?おすすめグッズも紹介

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年々大規模化している自然災害。ここ数年で「数十年に一度」「過去最大級」といった表現を飽きるほど聞き、大雨による洪水・土砂崩れ、台風による損壊、地震による大規模停電など枚挙にいとまがありません。これまでの常識が通じない「想定外」の災害が増え、普段の備えが重要視されてきています。

 

忙しい毎日に忙殺されているとなかなか目が行きにくいですが、万が一の事態に後悔しないためにも、「災害に備えてできること」を意識し家庭での防災対策をしっかり取っておくことが大切だと思います。

 

本記事では、「ハザードマップ」「災害対策グッズ」「SNS」「避難所の場所」「充電アダプタ」を重要ポイントとして挙げ、その理由を説明していきます。

 

あらためてハザードマップの確認を

各市町村ではホームページでハザードマップを公開しているはずです。これまで安全だと思っていた地域でも想定以上の雨量により河川が氾濫し、テレビの取材を見ていると「まさかここまで洪水が押し寄せるとは」といった声も聞きます。最新のハザードマップを確認してみたら水害リスクが判明した、なんてことも起こりえます。

 

札幌市北区・東区のハザードマップ。浸水想定区域かどうかは要確認です。

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出典:https://www.city.sapporo.jp/kikikanri/higoro/fuusui/ssh_map.html

 

この水害リスクについては国も対策を重要視しており、例えば宅地や建物の取引においては宅地建物取引業法が改正され、取引時にハザードマップを示して物件の位置を説明することなどが義務化されました。いかに水害リスクが「言われないと気付けない」ものかを示唆していますね。

 

www.mlit.go.jp

 

また、河川が氾濫していなくても地形や下水の構造により浸水する地域もあります。マンホールから水が溢れ、行き場がない水が溜まることで浸水することもありますので、「町中だから大丈夫だろう」とは一概に安心できません

例えば2019年の台風19号のときには、武蔵小杉駅周辺が浸水しマンションの下層部が浸かったニュースは記憶に新しいですね。発電機が浸かったことでマンション内が停電してしまいました。水位が上がった多摩川が下水に逆流して起こったそうですが、こうなると素人が予測するのは困難を極めます。

大雨が降った日、車の運転中にでも町中の水はけの具合を注意して見るとよいかもしれませんね。防災意識を持って見ると、普段の何気ない光景にも災害リスクを垣間見ることができます。

 

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出典:https://itoyogyo.co.jp/column/2130/

 

災害対策グッズの準備を

いざ災害に見舞われたとき、何も準備していなければ途方に暮れるしかありません。急いで準備しようにも、パニックのさなかそんな時間はないですよね。そもそも何を持ち出せばいいのかも、短時間では判断しきれません。

そうならないためにも、「いざとなればこれだけは持って逃げる」ものを用意しておくことをオススメします。最近は防災意識の高まりを受けて、必要なものをバッグ1つに詰めた便利な災害対策グッズが販売されていますので、用意しておくと良いでしょう。

 

 地震で扉が曲がって開かないということも起きますので、こうしたキットは戸棚ではなく容易に持ち出せる場所に保管しておきます。

 

SNSも駆使する

TwitterFacebookInstagramといったSNSも情報収集に役立ちます。自治体や報道機関のホームページはスタッフの人手で更新するものですので速報性に限界がありますが、これらのSNSでは個人が情報をアップしますので次々にリアルタイムの情報が更新されます。またホームページは想定を上回るアクセスが殺到するとサーバがダウンし表示されなくなることもありますが、SNSではそれが起こることは稀です。

 

ただし流れてくる情報は玉石混交でデマもありますので、「本当に確かな情報なのか」真偽を確かめながら利用する必要があります。2018年の北海道全域ブラックアウトの際も、実害は一部を除き停電だけだったはずなのに「水道が止まる」といったデマが拡散し、過剰に水を貯める人が続出しました。もしこれが原因で水道が止まったなら、デマによる2次災害です。

その点、自治体が発信するSNSなら信用できます。日ごろ使うことはなくても、アカウントを作って用意してみてはいかがでしょうか。

 

避難所の確認はマスト

最寄りの避難所がどこかを把握することも大切です。家が損壊したり浸水したりした場合には避難所に身を寄せるわけですから、いざとなったらどこへ行けばいいかを家族で共有しておきましょう。避難所周辺にコンビニやスーパー、ガソリンスタンドがあるかなども併せて把握しておくのもオススメです。

 

車には充電アダプタを

携帯電話やスマートフォンの充電切れに備え、シガーソケットをUSBに変換するアダプタを積んでおくことも忘れないようにしましょう。電源を確保するうえで手っ取り早い方法です。ガソリンを使う発電機も売っていますが、非常に重たく非常時にとっさに使えるかはわかりません。その点、車があればエンジンをかけるだけで容易く電気を調達できるわけですから楽ですよね。

 

 シガーソケットから100Vのコンセントに変換するアダプタもあります。カップ麺を作るためのお湯ポットなどに使えますので、こちらも置いておくと役立ちます。

 

コンセントが使える、あらかじめ充電しておくタイプのポータブル電源もあります。オプションのソーラーパネルを買えば太陽光発電もできるようです。こんな製品もあるんですね。

 

 

非常時にとっさの行動ができるかどうかが命運を分けることもあります。日ごろの備えをしっかり行い、災害対策しておきましょう。

 

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