院内SE(システムエンジニア)(≒病院版・社内SE)の仕事に興味があるけど、キツいの?楽なの?というお話です。
院内SEとは、情報システム部に所属し病院で稼働しているシステムを運用・保守する職業です。「病院にシステムを納品するベンダー」のことを病院SEと呼ぶ方もいるようですが、一般的ではありません。混同しないように注意してください。
理由は、両者の仕事量はまるで違うからです。
▼病院で情シスとして働くメリット・デメリットについてはこちらの記事で取り上げていますので、ご覧ください。
院内SE(システムエンジニア)としての仕事は激務ではない
▼仕事内容についてはこちらの記事で詳説しています。
ざっくり言うと、「大きな障害が起きなければ定時退社」となります。システムを安定稼働させるという仕事の特性上、安定していれば良いのですから。
ただし人材不足のこのご時世。安定しているからと言って何もしないでいると、院内SEの存在意義が問われ別部署の仕事を兼務させられるかもしれません。
病院ではシステム管理部は事務職の扱いで、ITに理解ある人以外からは軽く見られがちです。「暇そうだから医事の仕事手伝ってよ」なんて言われようなら目も当てられませんよね。
院内SEとしての存在意義をアピールすることも、これからは必要かもしれません。
納品ベンダーはやりがいがあるが業務量が多い傾向
翻って納品ベンダーに目を向けると、当院担当のベンダーを見ていても思うのですが、業務量は多めです。院内SEで対処しきれないトラブルなら対応に追われますし、病院から無理難題を突きつけられることもあります。
私はシステムエンジニアの経験があるだけに、病院職員から無茶な要望を突きつけられるところを見て「これはキツいな・・・」と内心思いながら橋渡し役をやってたりします。
その分、システムエンジニアをバリバリやりたい方にはやりがいのある仕事だと思います。
私は納品ベンダー側の経験がないので確かなことは言えませんが、病院からの要望に対しシステム自体を改修できない場合は、お手製のバッチを組んだりソフトを駆使したりして対応しているようです。
また、大病院では納品ベンダーのSEが常駐するケースもあるようです。余談ですが私の知り合いで、常駐SEが病院の職員と結婚したケースもあるので、出会いの場になることもあるみたいですね。
院内SEの仕事では、意外かもしれませんが技術的なスキルよりも対人スキルが重要なウェイトを占めます。どんな仕事がしたいのかを明確にし、「こんなはずじゃなかった」とならないよう入念に検討しましょう。
病院への転職を考えているなら
「病院への転職を考えている」「地元にUターンしたいがシステムエンジニアの仕事がなく決めかねている」という方には、ぜひ病院内SEの仕事をオススメします。
こちらの記事で、私が病院に就職したきっかけと、Uターン就職の探し方についてご紹介していますのでぜひご覧くださいね。
最後に
当ブログでは、病院に勤務するシステムエンジニアの私が、関係法令の改正やパソコンのトラブルシューティングなどをSE目線から紹介しています。
面白いと思ったら、ぜひブラウザにお気に入りの登録をお願いします!
人気記事もぜひ読んでいってくださいね。
▼面白かったと思って頂けたら、ぜひ下の「人気ブログランキング」のボタンを押してください!