病院の情シスで働く医療情報技師の奮闘記

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無能ではないが嫌われる。情シスにとって大事な付き合い方

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こんにちは。当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。

管理人の白狐(しろぎつね)です。

 

情シス(=情報システム部門)の仕事について改めて調べていたら、Googleのキーワード候補に「情シス 使えない」「情シス 無能」という言葉が候補に出てきました。管理職や他部署の方が、何か情報を得ようとして検索しているのでしょうか。

 

情シスはパソコン相手の仕事であるがゆえ、人との対話が苦手な人も多く、「取っ付きにくい」「気難しい」傾向であるのは情シスの端くれとして認めざるを得ません。

 

情シスが「無能」などと言われ、社内の目の敵にされてしまうのはこれが理由でしょう。

 

事態を打開するには、情シスにとっても問い合わせる方にとっても、歩み寄りが必要と言えます。

本記事では病院の情シスである私が、コミュニケーションを円滑にするために双方の立場から出来るアプローチの仕方を提案したいと思います。

 

 

目次

 

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【情シスができること】対話(コミュニケーション)を積極的に取る

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情シスの業務は主に社内システムの管理であり、コンピュータを相手にした仕事。しかし、かといって社員とのコミュニケーションをしなくてよいわけではありません。

 

なぜなら、どんな仕事でも人との意思疎通が必須だから。

 

現役の情シスとして働いている身から言えることは、「人と話すのが嫌だから」「技術屋でいたいから」という理由だけで情シスを選んでいるとすれば、「何のための部署か分からない」「無能だ」といったネガティブな仕打ちを受けても仕方ないということです。

 

ありがちなのは、情シスへの問い合わせに対して「具体的に説明してくれないと分からない」「何を試したのか言ってくれないと分からない」といった返事をすること。

 

説明の仕方に難癖をつける、ってことね。

 

相手はパソコンの素人ですから上手く説明できないのは当たり前であり、「こういうことをしたいんだな」「こんなことを言いたいのかな」と想像力を働かせながら話を聞くのが、情シスとしての役割だと私は考えています。

 

特に私の職場である病院の場合、医師や看護師は50代・60代がザラに現役であり、パソコンそのものの理解も乏しいケースがありますので、説明の仕方もひと工夫しなければ伝わりません。

 

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併せて読みたい

 院内SEに求められるコミュニケーション力の正体

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「パソコンのことなら何でも相談できると思ったのに、話を聞いてくれない」「自分で調べろと言われても、何をどう調べればいいのかまるでわからない」という意見が、素人の普通の感覚なのです。

 

私も気を付けるようにしているのですが、PCに詳しい人は、詳しくない人に対して威圧的・高圧的な態度になりやすい傾向がありますね。

 

相手が何に困っていて、どうしてほしいのか。そうした問題に耳を傾けて解決することが情シスの役割ですから、一つ一つの問い合わせに対して丁寧な対応を心がけたいものです。

 

 

【周りができること】情シスに聞く前に、出来るだけのことをやる

では次に、その他部門が情シスに問い合わせる場合についてです。

 

すぐにでも電話を掛けて「早く直せ!」「なんとかしろ!」と言いたいところでしょうが、その前にちょっと注意を払ってほしいことがあります。

 

それは「まずは出来るだけのことを自分でやる」こと。

 

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情シスは、自分で大して調べもせず、試しもせずに「これは情シスがやるべき仕事だ」と決めつけて丸投げすることを大変嫌います

 

問い合わせる立場からすれば「それがあなたの仕事でしょ?」と思うところでしょうが、それを正面から言ってしまうとお互いの溝が深まるだけ

 

何でも問い合わせてくるな、って感じてるわけね。

 

ちょっとでもマニュアルとかネットで調べてみたり、自分で試してみたりして、「こういうことをやってみたんだけど上手く行かなくて困っている。ちょっと見てもらえないか」という頼み方をすると、今までとは違う反応になるはずです。

 

情シスは、問い合わせを受けたら「どんな問題が起きていて、何が原因なのか」を考えながら話を聞くので、「○○は試してみましたか?」「○○は確認しましたか?」と問い詰めてくることがあります。

 

尋問されているように聞こえて気分を害する方もいると思いますが、感情的にならずに情報収集の一環だと受け止めてもらえたらよいと思います。

 

言葉選びや語気からそう感じる方もいらっしゃるでしょうが、決してダメ出しをしているわけではなく、情報を集めたいだけなのです。

 

 

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 壊れにくいパソコンメーカーは結局どこ?おすすめの見分け方

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以上、情シスと周りの人が円滑にコミュニケーションするための付き合い方を提案しました。

 

これからの技術者は、腕前だけでなく「自分のスキルを認知させる能力」も必要になってくると考えています。

 

これは、「痛くない注射針」を開発したことで有名な岡野工業の社長が述べていたことです。

唯一無二の技術力を持つ方の言葉ですから、説得力がありますよね。

 

 

本のエッセンスを一言でまとめると、「技術があるだけでは駄目で、相手にアピールし知らしめることが大切」ということ。

本では商売について語られていますが、私の仕事に当てはめれば、情シスという仕事を周りに理解させ、評価してもらうということでしょう。

 

これができれば、非難されたりクレームを受けたりすることもなくなるはずです。

情シスの仕事を楽しむためにも、「世渡り力」をぜひ身に着けたいものです。

 

 

 最後に

当ブログでは、病院に勤務するシステムエンジニアの私が、関係法令の改正やパソコンのトラブルシューティングなどをSE目線から紹介しています。

 

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