こんにちは。当ブログをご覧いただき、ありがとうございます。
管理人の白狐(しろぎつね)です。
システムエンジニアが目指す転職といえば、定番なのが社内SE。
残業が少なそう、話の分かる身内の人間が相手だから楽そう・・・そんなイメージがあるからでしょう。
しかし社内SEの求人は少ないうえ、その人気から競争率が高い職種です。
実は、社内SEに似た仕事に院内SEがあるのを知っていますか?
求人募集が少ないばかりか、そもそもそんな職種があることすらあまり知られていない、レアな仕事です。
転職サイトやハローワークでもなかなか出てこず、探しにくい現状があります。そこでこの記事では、現役の院内SEである私が、求人の探し方をご紹介します。
目次
早速紹介! 「医療情報技師育成部会」のWebサイト
単刀直入に紹介しますと、医療情報技師の資格発行を担う医療情報技師育成部会のWebサイトに掲載されている公募情報です。
「医療情報技師」??
急にヘンな名前が登場しましたね。
一般企業の情シスに勤めている方からすれば、「医療情報技師ってなによ?」と思うでしょう。
▼これについては、現役の医療情報技師である私が紹介記事を書いておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
平たく言うと、医療情報技師とは、病院で稼働するシステムに精通していることを示す資格のことです。いわば院内のシステムエンジニア(院内SE)のことを指します。
上のサイトは医療情報技師の求人となっていますが、応募条件に資格が指定されていなければ、なくても仕事に就くことが可能です。医療情報技師はあくまで民間の資格ですので、基本情報技術者試験などと同じく「知識を証明する資格」といった位置づけになっています。
医療情報技師の資格は、当然ながら試験に合格しなければ認められません。余談になりますが、資格の取り方については忙しい社会人が効率良く勉強するための方法を別記事に書きましたので、よかったらご覧ください。
私も働きながらなんとか勉強時間を確保し、合格しました。
上記の公募情報サイトは医療情報技師の職種に特化していますので、病院を狙う人にとっては効率良く求人を探せます。
「情シス 転職」「情シス 求人」といったキーワードで検索すれば多々の企業の求人を見られますが、ハローワークや転職サイトでは、この種の仕事を探そうと思ってもニッチな職種なだけに絞り込みづらく、探すのにどうしても時間がかかります。こちらのサイトであれば、院内システムエンジニアの求人に限定して探すことができます。
というのもこれ、実は病院は「院内SE」という呼び方をあまりしておらず、「医療情報技師」と呼んでいるからなんです。
まずは院内SE(医療情報技師)の仕事を知ろう
院内SEの求人はレアで、あまり世に出ることがありません。それどころかこの仕事自体、同業者であるシステムエンジニアにすら知られていないでしょう。転職サイトの求人を探しても出てこないわけですから、当然といえば当然です。
原因の一つには、医療の世界ではあまり院内SEとは呼んでおらず、「診療放射線技師(レントゲンを撮る人)」「臨床検査技師(血液検査などを行う人)」といったほかの職種と並んで「技師」と呼んでいるからなんです。
システムエンジニアからすると「技師」という呼称が慣れないでしょうが、病院では一人ひとりの医療従事者が、持ち前の専門技能を発揮して仕事しています。システムを運用管理する者もまた、技術者集団の一員なのです。
SEが病院に勤務してみたいと思っても、一般的な転職活動をしていてはこの「医療情報技師」というキーワードに行き着くことはなかなかないでしょう。
そこでこの記事を読んだ方には、ぜひとも医療情報技師について情報収集して頂きたいと思います。
医療情報技師は、システムエンジニアの経験を活かしながら安定した職場にも就ける仕事です。
実は医療情報技師の存在を知ってもらうべく、このブログがあります。
医療情報技師に興味を持って頂けたなら、初めての方向けに書き下ろした記事をぜひ読んでみてくださいね。
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