病院の情シスで働く医療情報技師の奮闘記

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第38回医療情報学連合大会/第19回日本医療情報学会学術大会 に参加

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記憶が色褪せないうちに。

 

去年11月に福岡で開催された、医療情報技師にとって国内最大といえる学会に参加してきました。

www.kufm.kagoshima-u.ac.jp

 

身近な話題で面白かったのは、電波干渉のお話。

 

院内サービスとしてWiFiを提供している病院もありますよね。携帯ゲーム機やモバイルWiFiルータを持ち込む患者さんや家族の方もいらっしゃるので、医療機器への影響が気になるところ。
WiFiの電波は、医療機器によっぽど近づけない限り誤作動を引き起こすことはないようです。

 

あとは、院内スマホの活用事例。

 

PHSはいずれサービスが終了するでしょうから、代替手段をどうするかは病院にとって死活問題。スマホのメリットは分かるものの、現状私は費用対効果を実感できずにいます。


というのも、PHSの方が物理的な耐久性に優れているからです。

医療の現場では肉体労働も多いので、かがんだときに胸ポケットに収めたPHSが落ちて机にぶつかるなんてことは日常茶飯事。全面液晶のスマホだと心配が尽きません。

電子カルテを搭載したパソコンに食塩水をこぼすなんてこともあるくらいですから…


手洗い後の濡れた手で触って反応するか、グローブを付けたままで操作できるか…なんてことも気になってきます。

院内の医療従事者全員が使うことを考えると、「そんなの気をつければいいだけじゃん」では済みません。職員は若い人だけではないですから、広い年齢層にとって扱いやすいかどうかが大事です。

機能面以上に、ボタンの押しやすさ、扱いのしやすさなど利便性にも期待します。

 

来年の連合大会も楽しみです。

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