病院の情シスで働く医療情報技師の奮闘記

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個人情報保護対策

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昨今どの組織でも欠かせない対策が、個人情報の保護。
車の事故に備えた保険があるように、今の時代は漏洩に備えた保険もあります。

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では、水際でどう止めるのか。

 

まず重要なのは、当たり前ですが業務に関する情報を闇雲に持ち帰らないよう指導すること。

 

漏洩のリスクを知った上で、セキュリティ対策を意識して持ち帰る分には良いですが、危険なのはリスクを認知していない状態です。交通事故など起こらないと思い込んで車を運転するのと同じ。

 

とはいえ指導が行き渡らず、悪意なくついうっかりやってしまうなんてこともよくある話。

手っ取り早く、誰でもできる簡単な方法はないものか? と私なりに考える案を挙げてみます。

 

対策1 USBポートをキャップで塞ぐ

USBメモリにデータを保存していたところ紛失…なんて事態は避けたいもの。飲み会の帰りに仕事のカバンを置き忘れ紛失、なんて日には目も当てられない。

物理的に遮断してしまいましょう。

USBメモリを差しても認識しないようにするソフトをインストールする、パソコンのレジストリをいじってUSB接続を遮断する…などの方法はパソコンの知識を要しますが、これなら簡単です。

 

エレコムのセキュリティキャップは、USBの接続部分を物理的に塞いで差せないようにするものです。手間もかからないようでお手軽に対策できると思います。

 

 

対策2 インターネット接続できるパソコンを1台にし、業務情報は入れない

インターネット経由でウイルスに感染し、パソコンに保存された情報が漏れることも想定されます。
業務情報の入っていない、インターネット接続可能なパソコンを用意し、それ以外はインターネットにつなげない。勿論、調べ物をしながら資料を作ることができず効率が落ちますが、役割を分散することがリスク回避になります。

 

世には多くの優れたセキュリティソフトがありますが、パソコン知識のない人にとっては敷居が高く手が出せません。

しかも導入するだけでは終わらず、ソフトを使いこなせなければ監視ができずうっかり漏洩の危機を見過ごすことにもなりかねません。

 

漏洩の原因となる経路を物理的に遮断しておけば、漏れようがないため心理的にも安心できます。

 

上記のような保護対策もあるので、お悩みの方は試してみてください。

 

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